そこで「授業中心の勉強」から離脱しようという考えが出てきました。
「授業を受けている間はできるようになっているわけではない」
ここが盲点であり、突破口だというわけです。
授業を受けている間は授業に拘束されているので、そこが逆転のチャンスだからです。
経験的にも、テスト直前に授業を受けまくっている生徒より、自分で解いている生徒の方が点数が取れていることがあります。
講習でも、授業受講数と学力の上昇率が比例しなかったりします。自分の勉強時間を確保した方が成績が良くなるわけです。
授業をやっている講師の側からしても「これぐらいのペースで進めたい」というのがあります。なので説明している時間がどうしても長くなってしまいます。
そういうインプットが長くて成績が上がるのが、最初にも述べたように「学力上位層」なんですね。
中位~下位層は、「自分で解いたり」「覚えたものをテストする」時間をたくさん作らなければ一向にできるようにはなりません。
これを脳科学では「テスティング効果」と呼ぶらしいです(池谷裕二『ココロの盲点』より)。
以上から、かまなびでは、授業中心ではない新しい塾の形として「学童型学習塾」を提唱します。
学童のように「学校帰りに寄って宿題を勉強する」ところから、学習塾のように「受験レベルまで引き上げる」のをコンセプトにした塾です。
学童型ですから特に「日常的に子どものめんどうを見ること」に力を入れています。
「日常的」にとは、科目分けせずに「総合的に子どもの目標達成をサポートすること」をいいます。
なので具体的には
「学校の課題を終わらせること」
「個人の目標に合わせた計画を立て課題を出すこと」
「確認テストをすること」
「質問対応や学習アドバイスすること」
「教材の案内をすること(これを読めばわかるよといった案内)」
「進路相談・進路情報の提供をすること」
など「学問をする児童」の目標達成において、授業にこだわらず、最善の方法を用いてできることは何でもしていくつもりです。
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