英単語の微妙なニュアンスって難しい


英単語を中学生に覚えてもらってるんですけど、「日本語の意味が同じだけど何が違うの?」って質問を受けました。

 

例えば「言う」という意味の「say」と「tell」とか。

 

こういう違いって、中学生の参考書や辞書にはあまり書かれていないんですよね。

 

そこで参考になる書籍をご紹介します。

河合塾講師の成川博康(なりかわ ひろやす)先生の「深めて解ける!英文法 語法&構文(学研)」です。

 

成川博康先生の英語書籍は、英語の本質を理解できるので暗記量を少なくして学習することができます。

いわゆる「語法」に関して、「これは覚えるしかないね」と言われているものを「理解することによって暗記量を減らす」ために頑張ってまとめてくれています。

 

高校内容も入ってますけど、中学で丸暗記させられているところが結構書いてあるので「何でこうなっているんだろう?」と疑問に思う中学生には是非とも読んで欲しい1冊ですね。

 

高校の内容に関しては、高校合格後に読めばいいので飛ばして読んでくださいね。

 

で最初の例の「say」と「tell」ですが、本書によると、

 

共通点は「前置詞を置かずに」目的語を直接置くことができることです。

 

She said something in English.(彼女は英語で何か言った)

 

Tell me all the details. (詳細をすべて言え)

 

違いは「目的語の置き方」です。

 

sayは「話す内容」だけ目的語に取りますが(上記例ではsomething)、tellは「話す相手」と「話す内容」の両方を目的語に取ることができます(上記例だとmeとall the details)。

 

確かに、tellは「tell→人→物」と習いますけど、sayはそうは習いませんもんね。うーん深い。

 

ちなみに「かまなび」では本棚にこの本が入っていますので、いつでも英語の深い学習ができますよ。