今回はオススメ出版社「ミシマ出版」さんの1冊を紹介します。
「待てない社会になった」と現代社会は言われています。
携帯を持つようになって「すぐに返信をくれ」「待ち合わせでは待ちたくない」みたいな風潮がありますよね。
仕事や勉強でも、「すぐに結果を出さないと間違い」「そんなことをやって何の役に立つの?」みたいになっていますよね。
そんな現代人は必読の書です。そのタイトルは「はやくはやくって言わないで」。
これを読むと、「はやくはやく」とせかすことで子どもが萎縮してしまっているんじゃないかということがよくわかります。
「ゆっくりでもいいよ、待っててあげるから」
この一言がなかなか言えないんですよね。
「いそいで決めて行動したことは間違っている」ということだってあると思うんですよ。
「ほんとにそうかな?」と考える時間があった方がいいと思うんですね。少なくとも、ゆっくり考えたり行動する人が少しでもいるから人類はここまでやってこれたとも言えませんかね。
例えば、何かが起きて「逃げろーっ!」となったときに、みんな同じ方向に向かったのですが、逃げた先はもっと危険で全滅なんてことは結構これまであったんだと思いますよ。そういうパニック映画とかみたことあるでしょう。
そういうときに「逃げ遅れた人が結果的に助かった」なんてことはよくあることなんじゃないでしょうか。
そう考えたら、マイペースでスローな生き方もイイよね。そんなことを考えさせられた1冊でした。
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