今日は塾に通ったときのメリットで過去の記事をリライトして載せます。
先日、かまなびの中3生に「毎週土曜日に解いている問題は過去問だよ」と教えたらびっくりしていました。
みんな普通に解けているのです。
「入試問題は難しい」と一般的には考えられています。
そのため「勉強したってできるようにならない」と考えて、脳を閉じてしまう子が結構います。
だから過去問だということは教えずにやらせてみて、普通に解けるようになったところで種明かしをしています。
ゴールが遠すぎるとシュートしなくなる!?
喩えるなら、「バスケットのゴールが高すぎて、シュートを打つ気すらなくなってしまう」ような状態が起きている子がたくさんいるのです。
あんなに高いから、投げても無駄だと考えてしまうんですね。
しかし、過去問の一部分をやってみると、案外簡単だったりするんですよ。
普段のトレーニングで解ける問題が実際の試験問題には結構入っているのです。
かまなびではなるべく「過去問を勉強の合間に挟んで学習」しています。
そうすると、「なんだ簡単じゃん」となります。自信もつきますし、やる気も出てきたりします。
この感覚が大事です。
しかし、このように「過去問をサンドイッチする」には「どこではさんだらいいのか」という見極めが難しかったりします。
例えば、書店でいきなり過去問レベルの問題を買ってきても解けないこともあって、それで「俺は無理だ」となってしまうこともあるのです。
だから学習塾に通うんですね。
学習塾の先生なら過去問をサンドイッチできるはず
学習塾の先生は、「生徒がここまでできたら、あの試験問題は解ける」ということがわかっています。
逆に言えば、学習塾の先生がサンドイッチしてくれないとすれば、学習塾に通ってもあまり意味がないんじゃないかと僕は思っています。教材をただ順番にやっているだけなら自分でやったって変わらないじゃないですか。
その間に試験問題を挟んでくれるところに学習塾の意義があると思います。多くのコンビニ塾は短期間で働く大学生たちなので、そこは弱い気がしますね。僕がコンビニ塾の店長のときは、大学生たちに「これ挟んで」と試験問題を準備してやってましたけど、サンドイッチ学習法すら意識していない店長だとおにぎりばかり食べるだけなのかもしれません。
入試問題が解けると嬉しい!
問題が解けた後に「その問題、実は千葉県の高校入試過去問なんだよ」と伝えると、どんな生徒でも「にやり顔」になるんですね。やっぱり過去問解けると嬉しいですもんね。
やる気スイッチがどうとかコンビニ塾のキャッチフレーズですけど、過去問サンドイッチ学習法がスイッチになることは多いと思いますよ。
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