千葉県公立入試は「しばらく前期後期制」


前回の総進図書さんの、塾対象の高校入試説明会を聞きにいったので少しずつ、ここでまとめていきます。

 

「入試が1本化する」と噂になっている千葉県入試制度。

 

ところが、入試制度の改善が決まったみたいで「普通科に関しての基本ラインの変更はなし」となったようだ。これが現中2生達の入試だから、そこから3年は変わらないだろうというわけ。

 

全国的に試験を1本化しているところもあるので、そろそろなりそうみたいに言われていましたけど、どうやら全く違うようですよ。

 

入試制度変更の趣旨は

 

・受験機会の複数回保証

・受験生と高校側の負担減

・専門学科へ進学しやすくする(全国的に専門学科への進学の割合が低いため)

 

この3点みたいです。

千葉県の入試制度の歴史は「生徒の3年間の学習を総合的にじっくりみる」ことに力を入れてきました。

 

ここでいう「学習」には「部活動」「課外活動」などいろんなものが含まれます。

 

なので1本化してしまうと、生徒のいろんな側面をじっくりみることは難しくなってしまいます。

 

そういうわけで「普通科」入試制度の基本ラインに変更はしない、というわけです。専門学科は実質1本化になるみたいですけど。

 

変更するのは、「志願理由書が必ずしも必要なくなる」とか「合格確約書の中学校長印がいらない」とか手続き上の手間を軽くする方向のようです。

 

そもそも「生徒の学力は点数化できない」というのはもっともですもんね。

 

あとは「前期入試の不透明性(入試の点数が悪くても逆転する)」ということのクレームが毎年出ることについてどうするか。

 

この点について、高校側に事前にわかりやすい「選抜基準を出すように」と伝えているようですよ。「部活点20000点」でも事前に公表するなら理論上OKみたいです。

 

今後はここで不透明だと言われている前期の選抜基準について、かまなびのある第三学区の高校を中心に取り上げてみたいと考えています。


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