大手の塾に雇われて塾長やっていた頃は、いろんな報告を上に上げたり、数値を取りまとめ、講習の誘導をして、それをまた入力し、会議に出席してetc.etc・・・
こんなことに時間を取られている関係で、テスト問題の出題分析や生徒の失点分析の時間がないというおかしなことになっていました。
本来、「点数を上げ、入試を突破するためのフォローすること」が塾業だとすると、分析せずに何をやっているのでしょうか。
特に、平均点を取れない学力層の生徒達の場合、この分析を怠ると、なかなか成績が上がりません。
塾の形にはめて効率良くやって成績が上がるのは、「どこの塾でも成績が上がる学力層の生徒達」なんです。そういう子達の実績を稼いで、あとの生徒達は知らネ。これが実情ではないでしょうか。
銀行などの株主へ献上する数値を揃えるのわかりますけど、本業をおろそかにしているのはいかがなものかと思います。
いまや「CM作戦」と「過去の栄光によるブランドの切り売り」で、なんとかごまかしながらやっていますが、このままで本当に塾業界は大丈夫なのでしょうか。
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