1問 でっかく 問われる 記述式
後期入試では、問題数が少ない関係で「1問ででかく」問われます。
説明的文章では、以下のように、40字~70字の記述で問われる代表的な問題はこのパターン。
1問でっかく問われると、さすがに答える方も、採点する方も大変になりますね。
そこである程度、記述に誘導が付いてきます。
「次の3つの言葉を使って」と問われるので、これらの言葉を「問題文の条件に従って」適切に並べられるかが問われます。
ただ誘導がかなり問題文に入っているので、思っているほど難しくはありません。部分点ももらえるのであきらめずに書きましょう。選択問題でありがちな「ひっかけ問題」ではないので、素直に解いて書くことが大事です。
解き方としては、
本文の中に、指定された「3つの言葉」が出てくる(あるいは似た言葉を探す)ので、それを探します。
抜き出し問題の逆ですね。
3つの言葉が先にわかっているので、本文のどこに書いてあるかを探すという作業です。
みつけたら、それらの言葉を問題文の指示に従いながら並べていきます。
並べる際には、これら「3つの言葉の近くにある言葉」も一緒に抜き出します。それらを問題文の指示に従いながら一緒に並べていきます。
とにかくこのタイプの問題を練習することが必要ですね。
下手な問題集では練習できないので、過去問で解くのがいいと思います。
かまなびでも千葉県の過去問を使って少しずつ練習しています。
塾の先生・講師でもこういう後期入試タイプの「1問でっかい問題」を練習しようという意識がない場合がありますよ。
「過去問は秋や冬からやればいい」なんてのんきに言っている塾や先生には要注意ですね。それは一般論で、国語の現代文にはあてはまりません。千葉県の過去問を早めにやって、秋以降、全国入試問題で、千葉県に似たタイプの問題を解いていく。これが基本ラインです。
過去問分析を怠っている塾では、全く指示が出されません。そもそも知らないので指示の出しようがありません。
この点に関しては大手塾だから安心とかもないですよ。
国語の現代文はすぐに過去問に入れるので、早い時期に取り組んだ方がいいジャンルなんです。
それすら認識がなくても塾が開ける時代ですから、生徒・保護者がそういう認識を持って、これに対抗するしかありません。
ちなみに、模試や実力テストは入試の形式を基にして作られています。だから、今回の後期入試タイプの「1問 でっかい 記述」も夏の模試から出てきますよ。模試で結果を出していきたいならなおのこと。いつやるか 今でしょ。
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