今回は、英文が流れ、その英文に対する質問がされる。その質問の答にふさわしいカードを選ぶタイプのリスニングについてです。
前期入試の2や
後期入試の№1と№2で出題される
タイプのリスニングです。
このタイプのリスニングでは、質問文の疑問詞はあまり重要ではなくなります。
なぜかというと、だいたいが「What」になるからです。絵を選ぶのですから、「~は何でしょう?」になる可能性が高いからです。あとは「Which picture」とか。
このタイプでは、疑問詞よりも、疑問詞のあとの「主語」や「動詞」、文末の「時を表す用語」など絞り込む単語の聞き取りが重要になってきます。
基本的に絵に描かれている単語は全て聞こえてくるんですね。だから単語だけ覚えていても、正しい絵を選択できません。
絞り込む作業がどうしても必要になってきます。
平成25年前期2No.2を題材に見てみましょうか。
ここには、本と靴とCDと時計があります。
放送台本を見てみると、本(book)と靴(shoes)とCDと時計(watch)全ての単語が聞こえてきます。ちなみにこの問題の正答率は40%です。
Ayaka went shopping with her father last Sunday. She wanted to buy a CD and shoes. Her father wanted to
buy a book and a watch.Ayaka bought a CD, but her
favorite shoe shop was closed that day.Her father bought a book, but he couldn't find a
watch he liked.So, they decided to go shopping together next week.
Question: What will Ayaka and her father go to buy next week?
さて解答の絞り込みでどこが大事になってくるでしょうか。
前述のように質問文のWhatは絵を選ぶので重要ではありません。
質問文の主語のアヤカと父も登場人物はこの2人しかいないので重要な情報ではありません。
「go to buy」も買い物の話なので重要な情報ではありません。
そうなると残るのは「will」「next week」です。
このように絵を選ぶリスニングでは、疑問詞以外のところが重要な情報になってきます。
質問文については以上ですが、次は本文の重要箇所の絞り込み方法です。
これについては、また次回ということで。
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