今回のテーマは、「リスニング絞り込み法」です。
これは絵を選択するタイプのリスニング以外にも通用する方法です。前期入試3や後期入試の№3~№5のリスニング3問にも通用します。
それは、「but(しかし)」と「so(そこで、だから)」に注目する方法です。
再び25年前期2No.2を題材にしてみます。
Ayaka went
shopping with her father last Sunday. She wanted to buy a CD and shoes. Her father wanted to buy a book and a watch.Ayaka bought a CD, but her favorite shoe shop was closed that day. Her father bought a book,
but he couldn't find a watch he liked. So, they decided
to go shopping together next week.
Question:
What will Ayaka and her father go to buy next week?
質問で「アヤカと彼女の父は、来週、何を買いに行きますか。」と聞かれていますが、butとsoを見て下さい。
butは「しかし」という逆説の接続語ですから、butの前にあるものは重要度が一気に下がります。
本問では2つのbutがありますが、その直前にあるのがCDとbookです。
Ayaka bought a CD, but her favorite shoe shop was closed that day.
Her father
bought a book, but he couldn't find a watch he
liked.
この時点で、本とCDのある選択肢A~Cは×じゃないかと予測ができます。
そして極めつけのSoです。
Soは「そこで」とか「だから」という意味があるので、前の部分を受けてどうなったかというリスニングの「オチ」の部分になってきます。
したがって、Soの後が聞き取れれば完璧です。
↓
they decided to go shopping together next week.
彼らは、来週、一緒に買い物に行くことを決めた。
加えて、前回、この質問文の「will」と「next week」の聞き取りが重要と言いましたね。
これだけ情報が揃えば、「来週何を買うか」ということは、あまりちゃんと聞き取れなかったとしても予測はつくでしょう。
この問題の正答率は40%と4択問題のリスニングとしては難問でした。しかし、このbut×soの絞り込みができれば簡単に解くことができるようになります。
そしてなんと、千葉のリスニングは、どれだけ本文が長くなっても、この「but」や「so」が出てきたら、解答にほぼ絡んできます!
したがって、この前後を慎重に聞き取れればかなり正解選択肢を絞り込むことができるようになります。
ちなみに過去問では、どれくらいの頻度で「but」や「so」は出てきたのでしょうか。
25年~22年のうち、最終文の返答を選ぶ形式(前期の1)を除く、長めのリスニング問題は35回あります。
な・なんと、そのうちの17回も「but」や「so」が出てくるんです!
これを知っているだけでも、かなりリスニングは楽になるのにもったいないですよ。かまなび生は夏からリストレやって差をつけてるなう♪
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