スポンサーリンク
個別指導は「わかりやすい」ことが落とし穴です。
集団授業では、「ハイペースでついていけない→まずいぞ」とまずい状況が自覚できます。したがって、どうにかしようと手を打つことができます。
ところが、個別指導はわかりやすいので、まずい状況が自覚しにくくなります。
そのまずい状況とは、「ペースが遅くなっている」という状況です。
もちろん、タイムリミットがないなら、いくらでもゆっくりやっていいですよ。
しかし、「テスト日」「入試日」というタイムリミットは必ずありますよね。
個別指導によって「わかりやすさ」は手に入れましたが、その代わりに「間に合わない」というリスクを負うことになったのです。
そういう事情もあって、私がサラリーマンで個別指導の教室をやっていたときには、何人かの生徒には次のように言っていました。
「家で教材を自分でやってきて、わからないところだけ先生に聞こう」
つまり、「個別指導では授業を受けに来てはいけない」ということを個別指導の塾長が考えていたわけです(とんでもない塾長ですね)。
続き→個別指導時代の終焉(3)
スポンサーリンク
コメントをお書きください