個別指導時代の終焉(2)

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個別指導は「わかりやすい」ことが落とし穴です。

 

集団授業では、「ハイペースでついていけない→まずいぞ」とまずい状況が自覚できます。したがって、どうにかしようと手を打つことができます。


ところが、個別指導はわかりやすいので、まずい状況が自覚しにくくなります。

 

そのまずい状況とは、「ペースが遅くなっている」という状況です。

 

もちろん、タイムリミットがないなら、いくらでもゆっくりやっていいですよ。

 

しかし、「テスト日」「入試日」というタイムリミットは必ずありますよね。

 

個別指導によって「わかりやすさ」は手に入れましたが、その代わりに「間に合わない」というリスクを負うことになったのです。

 そういう事情もあって、私がサラリーマンで個別指導の教室をやっていたときには、何人かの生徒には次のように言っていました。

 

「家で教材を自分でやってきて、わからないところだけ先生に聞こう」

 

 

つまり、「個別指導では授業を受けに来てはいけない」ということを個別指導の塾長が考えていたわけです(とんでもない塾長ですね)。

 

続き→個別指導時代の終焉(3)

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