主要5教科vs実技4教科


千葉県公立高校入試制度においては、


実技4科目(美術・音楽・体育・実技など)の重要度は、主要5科目(英数国理社)と同じ扱い


ということを先日お伝えしました。


特に、中学1~2年生まではほんとうに変わりません。


「数学が5で体育が3」と「数学が3で体育が5」は引き分けなんです。



しかも定期テストでは、実技4科目の方が点数を上げやすいのです。範囲も短いですし、暗記勝負ですからね。


本来であれば、運動神経・体力に自信のある子は、定期テストでも保健体育の点数を上げることに力を入れた方がいいはずなんですね。また、手先が器用で技術家庭の授業で良いものが作れた人は、定期テストでも技術家庭をがんばってみるのも大事です。


しかし、塾業界では主要5教科を中心に扱っている以上、あまり実技教科の重要性について語られることはありませんね。「そんなのは自分でやっておいてよ」と放っておかれてしまうデッドスポットです。


とはいえ、試験までに学習できる時間は有限でタイムリミットがあります。塾では放っておかれますけど、勉強時間は主要5教科で組まれてしまいますね。そうすると「実技科目の勉強をすることができなかった」となる可能性は非常に高くなります。「時間がなくなってしまってもやむを得ない」と生徒達もだんだん思うようになります。


前述のように、実技4教科も主要5教科も「高校入試制度上同じ扱い」です。


塾に通うことで、高校入試制度上不利になるようなことに気がつけなくなることだけは避けなくてはいけませんので今回は実技科目のことについて長めに語っていきます。


では、実技4科目のテスト対策はどうしたらいいのでしょうか。


基本的にはテスト範囲での担当の先生の指示に従うということは主要科目の勉強と変わりません。「教科書の太字を出す」、「この表は大事」など担当先生の指示にしたがって勉強していきます。また、学校指定のワークがあれば、それを反復します。


ただ「あまり実技科目のテスト勉強する気が起きないなぁ」という子もいると思います。


その場合には、ゲーム感覚で学習できる任天堂DSソフト『中学実技4教科』です。自分の持っている教科書会社を登録してテスト範囲の問題演習をすることができますよ。これを使って主要科目の息抜きに学習するのはいかがでしょうか。