先日の教材教具展に参加するともらえるのが「私塾界」という雑誌です。面白い塾が紹介されることも多く、参考になるところが多い雑誌です。
そこで紹介されていたのが、「ネクスト・ラーナーズ」という塾です。下記写真をみてもらうとわかりますが、今までの塾とはだいぶ異なった教室内です。
かまなびもそうですが、これからは環境重視型の塾がこれからも増えていくと考えています。
というのも、授業を受けるのはネットやスマホでもできてしまいますし、教材も一人でもできる良書が多くなってきているからです。
「塾に通っていれば進路相談が受けられて安心」といっても、塾の進路相談を受けても「この授業を取りましょう」というような結論ありきのバイアスがかかっています。だからあまり役に立たないことが多いです。
また、受験情報はネットにあふれているので、わざわざ塾で話しを聞かなくても足りてしまいます。
自分が勤めていた塾では、規制のかかったネットしか見ることができませんでした。個人情報漏洩のおそれ、社員が働かないでネットで遊んでしまうのを防ぐなどの理由なんでしょう。本来塾屋というのは、いろいろなことにアンテナを伸ばさなくてはいけない仕事のはずなんですけどね。私は退職してからの方が、受験情報に関してかなり詳しくなりましたからね。会社から与えられる情報だけでやっている大手塾屋の人は、この点に関して危機意識を持った方がいいかもしれませんね。
このように、塾長自体がかなり閉ざされた中で仕事をさせられていましたので、大手の塾に通っているといっても、「情報で有利ということはない」という認識
さらに、学校情報に関しては生徒や保護者さん達の方が実際に見に行っているので詳しいです。塾長達は、塾対象学校説明会あっても日々の業務に忙殺されてなかなか足を運べませんでしたし。
そうなってくると、塾の機能はこれからどんどんなくなっていき、最後に残るのは教室・机・イスなどの学習環境です。そういう学習環境をどう提供できるかが塾の良し悪しになってくるのかもしれません。
ネクスト・ラーナーズの教室風景
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