今日は千葉県前期入試の発表ですね。
前期入試が発表になると、半分近い受験生が不合格になります。
そうすると決まって「後期は上位校の生徒がたくさん受けに来るから、志望校を下げよう」という受験生が多くいます。
そもそも前期入試で受験した高校にあまり行きたいわけではなかったというのならわかりますけれど、「おそらくこうなるだろう」という考えで動く前にチェックしておきたいことがあります。
それは、自分の受験した学校の過去の受験データをチェックしてみましょう。
チェックするのは、前期入試で不合格の人と、後期入試受験者の数の差です。
この数が毎年減少しているのなら、案外後期入試は入りやすいかもしれませんよ。
例えば、小金高校。
小金高校の26年度入試では、
前期不合格者が364人(受験者556人-合格者192人)
後期受験者が257人
そうすると減少した人数は107人です。
上位合格者が前期合格して抜けている上に、さらに受験者が107人減少しています。たとえ上位校の生徒が志望校を下げて何人か動いたとしても、かなり入りやすくなりますよね。
このように、後期受験では受験者がかなり減少する高校があります。なので、上位の受験生が志望校を下げてくるので「後期入試も同じように難しい」とは一概に言えないでしょう。
結果発表後は感情に流されやすいのは仕方がないかもしれません。
しかし、自分の受験する学校のデータを、もう一度見直してみて冷静に判断して下さい。
そもそも、ワンランク上を目指してチャレンジする受験生は前期入試での合格はどうしても難しくなるのは当然です。だからこそ、これまで頑張ってきた受験生は諦めずにチャレンジして欲しいと思います。
参考までに2・3学区主要校の前期後期増減動向を貼っておきます。
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