体験学習について

こんにちは。最近、体験の申込みが多くなってきました。1日に3件も申込みがあり、お陰さまで春休みはほぼ毎日体験学習が実施されそうです。こんなことは大手の個別指導塾で働いていたときにあまり経験できませんでした。個別指導のコンビニ塾は腐るほどありますからね。


個別の塾長のときは、「どこが他の個別指導塾と違うんですか」という質問をされると正直きつかったですね。「塾長が私ということで、他の塾とは格段の差があります」なんてことは言えませんし・・・。

ぶっちゃけて言うと、システムだけみるとほとんど大差ないですね。一緒ということを認めたくないもんですから、ささいな違いを大袈裟に表現します。

「講師は厳しい試験・研修を受けています(最初だけ実施して終了)」
全ての教室の合格実績を足した数字を載せたり(1教室単位だとたいして他の塾と大差なし)、
「試験前の対策授業が受けられます(対策授業はいつものことなのに)」
「春休み復習講座(そんな名前つけなくても復習やるでしょ)」


挙げ句の果てには、うちの塾で学ぶと「考える力がつく」「成長できる」みたいな抽象的なことを言い出すところが非常に多いので注意が必要です。

そもそも塾に通わなければ考える力がつかなった、成長しなかったなんていうことは絶対反証できませんよ。しかもそのような力を客観的に測定できるとでもいうのでしょうか。超安全地帯から叫んでいるだけで無責任なだけだと私は感じてしまいます。

極め付けは、うちは老舗の塾だからね、他と一緒にしてもらっては困りますよ。と言い始めます。個別一筋◯◯年、創業◯◯年ですというわけです。どうだと。

しかし、長くやっているからいいなんてことはないということは、リーマン塾長時代に学びました。いいものはいい。塾屋も勤続年数とは比例しません。

このことは少しでもどこかの会社や職場で働いたことがあればわかりますよね。よく気が利いて、日々成長しながらみんなと協力して働ける人は、必ずしも長く働いている人とは限らないでしょう。塾業界だけ特別なんてことはありえないのです。


結局、個別の塾はどこもたいして変わらないので、家の近くで通いやすく、講師や塾長がいい人そうならそれでいいのではないでしょうか。困っているときに相談しやすくて、相談したら、あれこれ考えて実行してくれる。

マンツーマンにしようが、生徒は2・3人だろうが生徒が勉強するようになれば成績は上がりますし、そうでなければ上がることはほぼありません。ましてや、横に座っているとか、縦に先生がシャーとイスを動かして移動してくるとかも成績には関係のない些細なでしょう。個別で成績が上がる子はどこの個別でも成績が上がりますから。

先生の違いですが、人気の先生の「劇場型」の授業を受けたければ動画などで映像の授業で見ればいいでしょう。そういう場合は個別指導を選ばない方がいいです。

個別指導や家庭教師の場合に、大学生講師・主婦講師・プロ講師でも当たり外れが起きるのは、当然です。ある生徒には、ある先生が当たりだと感じますし、はずれだと感じるのです。

先生がどうかというより、自分が学びに対して開放的か、受け入れ態勢ができているか、「先生わかりません、教えてください、お願いします」と言えるかという差だということは内田先生の「学ぶ力」でも述べられていることです(中学2年生の教育出版の国語の教科書に載っています)。

要するに、先生については、先生の問題ではなくて、「生徒自信が、この人を先生だと受け入れられるか」どうかにかかっているわけです。

この理屈で言うと、「先生を選んでしまう子どもは、学ぶ力が低い」ということになるのでしょう。「誰でも先生として受け入れることができる子どもは、学ぶ力が高い」んです。

つまり、この時点で、もう成長の差が大きく開いてしまっているということになります。

したがって、子どもが先生のことを悪く言うような場合は、「うちの子の学ぶ力は大丈夫かしら」という問いを立てないといけなかったのです。「先生を何回でも変えることができます」という個別指導塾のキャッチコピーでは問題は何も解決しないのです。

かなり話が逸れてしまいました。個別はどこでも同じだという話でした。その話はそれぐらいにして、かまなびのことに話を戻しましょう。

かまなび生、その保護者さん達の間では、「塾の授業受けなくても成績が上がる」ということは、もはや常識になりつつあります。それよりも「学校のことをまずしっかりとやりたいとやらせたい。それができたら受験に向けて準備したい。そのための環境が欲しい。」と考える生徒・保護者の方たちがかまなびに集まってきています。

先日、私立中に通うかまなび生が成績の結果を持ってきました。順位が50番くらい上がって学年で30番台になったそうです。これまではコンビニ系個別指導塾で授業を買いながら勉強していた私立中生です(※現在、かまなびでは私立中生の募集は終了しています)。

この生徒の場合、テストの出題分析と結果を細かくみて、テスト勉強の方向性を間違えないようにアドバイスしながら、それと併せてわからないところの質問対応と問題演習を実施しました。暗記系は学習アプリのzuknowも使用して何度もoutputしてもらいました。学校の勉強に徹するという点では公立中生と戦略は変わりません。

こうしてテスト勉強をしたところ一気に順位が上がったみたいです。

追い抜いたライバル達の中には塾で授業を買っていた人もおそらくいたと思います。お金をあまりかけずに、お金をかけている人達を追い抜くというのはほんとに気持ちがいいですね。

「金でなんでも買える」といったIT社長がかつていましたが、「金で解決ししなかった」というのは「知恵を出した」とも言えるからです。


体験申込が多いというところから話が始まったのでした。問い合わせが多いので、ここに詳細を書いて終えたいと思います。


春休みの体験学習は明日の25日(水)からです。


時間は
午前9:00〜12:00
午後14:00〜17:00
の間で2時間ほど体験学習することができます。

希望時間をお伝えください。25日午後の時間帯は申込多数の為、締切となっていますのでご注意下さい。

お迎えがある場合には、学習状況のご報告、学習の様子などお話し致します(後日電話報告が希望であればご連絡致します)。

持ち物は、春休みの学校の宿題、実力テスト結果、学年末テスト結果(自分の問題と答案用紙)、筆記用具です。

当日の流れなどの詳細は、こちらに記載しておきます。

第三の選択を新学期になる前に体験してみよう!