大手塾よサラバ!フットワークの軽い小商い塾の時代がきた


前回の模擬試験の選択についてもそうですけど、これからはフットワーク軽く柔軟に対応できる塾の時代がやってきます。


大手の塾などは「やり方を固定」「パッケージ化」しながらやっていますよね。


教室を増やしていくと多くの塾がその道をたどることになります。同じ看板でやる以上、同じ内容でやろうと考えてしまうからです。その授業を買う人たちも、その方が安心だと思っているのでしょう。


しかし、模擬試験もそうですけど、教材などは一律に固定しない方が勉強は進めやすいですよ。集団で授業を受ける場合には仕方がないですけど、その場合だって教える先生によって教材は違う方がいいはずです。


大手の個別指導だと教材が決まってしまっていることがあります。なんで個別指導なのに、生徒に配布する教材を一律にするのでしょうか。


教材費を節約するということが狙いなのかもしれませんけど、飲食店で安い食材を使って差額で儲けようという場合とあまり変わらないチープな発想ですよね。食べ物の場合は「食の安全」ということが問題視されますが、塾の場合には生き死にかかわらないので誰も問題視はしませんけれど。


先日も塾でスタディプラスzuknowを使い始めた受験生がいました。このあたりの最新の外部環境の利用も小規模塾の場合にはすぐに使うことが可能です。大手では自分のところで金を取ってやらせたい。金にならないことはできるだけやりたくないので、どうしても動きが鈍くなります。


そこで働いている人たちも、「提案しても、意見が通るはずがない」とだんだんわかってきますから、意見すら言わなくなってきます。


自分で考えて最適の方法で塾をやりたい人たちは、これからの時代ではどんどん辞めていくことになるでしょう。大手の塾で働くメリットがこれからなくなっていきますからね。勉強がお金をかけずにできるようになるにつれて、塾もお金をかけずに作れる時代になってきます。


ですから、残った人達でやっている大手の塾はますます思考停止状態の組織となるのでしょうね。そういう雰囲気のところで働かれている方は、早く抜け出してフットワークの軽い塾を作りましょう。塾業界パラドクス読んでいる塾の先生は素質あると思うんですけどね。