前回、Vもぎは上位校受験者が秋以降に大量参入してくることを書きました。
今回はSもぎの活用法を提案したいと思います。
Sもぎの良いところは、偏差値50前後の高校の難易度を細かく振り分けているところです。
実際にみてもらうとわかるのですが、1~4学区の偏差値50~54に位置している高校を細かく振り分けています。
例えば、2学区の船橋芝山、船橋啓明、市川東、松戸六実、松戸と偏差値をわけて扱っています(下記表を参照)。
これがVもぎだと、芝山と市川東が同じ扱い船橋啓明と松戸六実が同じ扱いになってます。
ただ、同じに扱われている松戸六実と船橋啓明の近年の倍率をみると、船橋啓明の方が高く、Vもぎのように難易度を同じ扱いにしてよいものなのか疑問が残ります。
●松戸六実高校 倍率●
|
前期 |
後期 |
H23 |
2.05 |
1.21 |
H24 |
1.50 |
1.09 |
H25 |
1.37 |
1.08 |
H26 |
1.99 |
1.28 |
H27 |
1.43 |
1.05 |
●船橋啓明高校 倍率●
|
前期 |
後期 |
H23 |
1.00 |
1.02 |
H24 |
1.97 |
1.36 |
H25 |
1.98 |
1.35 |
H26 |
2.04 |
1.32 |
H27 |
2.36 |
1.57 |
Sもぎは偏差値50くらいの学校を細かく丁寧に判定してくれます。これは、中堅校を志望する生徒にとってはありがたいことですよね。
また、前回書きましたが、「Vもぎは秋以降、上位高校志望の生徒が大量に流入してくる」ことからも、中堅の公立高校志望で安定した偏差値推移をみるのならSもぎの方が適していると言えるかもしれません。
とはいえ、大手の塾では、採用されている模擬試験があらかじめ決まっていることが多く、塾を通しての申し込みが選択できないこともあります。
生徒名簿の登録、支払などの手間からどちらかを採用することになっていることが多いので。
ただ、かまなびのような小規模の塾では、志望校によって受験する模擬試験を変えてもいいと思いますね。かまなびでも、今年から、志望校によって模擬試験を選んで受験してもらう予定です。
Vもぎ偏差値表
Sもぎ偏差値表
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