フランチャイズ塾の看板にまだぶらさがってるの?その弱さが致命的?!


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以前紹介した授業しない塾の教室が最近増えてるなと思ったら、フランチャイズなんですってね。正直がっかりしました。

 

紹介文にはこんな風に記載されていました。

「1人で開業OK!生徒数50名、月商300万オーバーでも校舎長1人とアルバイトで運営可能です。マニュアル化されているため運営も迷いません! 」

 

「生徒集めが楽」「儲かりますよ」に釣られて飛びついた方達が群がっているようです。

 

そういえば、個別指導も最近はフランチャイズの教室ばかりですね。

 

以前勤めていた会社もフランチャイズで個別指導塾を広めていました。

 

疑問に思うのは、「どうしてフランチャイズで塾を始める必要があるのか」なんですよ。

 

コンビニなら流通などの点でメリットが多いのでわかるんですけど、塾の場合ってそれほどメリットがない思います。

 

2・3年教室を回したら、上納金が馬鹿らしくなると思います。なんだ、この程度なら自分でもできるなと。もし思わないのなら、完全に思考停止していると悲しむべきことでしょう。

 

教材だって市販でアマゾンで買えば翌日には到着しますし、塾用教材でも販売業者への注文は難しくありません。

 

あとは、机とイスとホワイトボードとコピー機でしょうか。これもすぐに手に入ります。

 

 

受験情報なども受験情報誌やインターネットで集めることが可能です。

 

 

ですから塾を始めることはそんなに難しいことではありません。なのにどうして。

 

 

要するに、「どうしてもフランチャイズで、マニュアルにのっとって楽して稼ぎたい」のでしょうね。

 

「生徒集めも大変なご時世だし。」

 

そんなところなんでしょう。

 

フランチャイズの塾をやろうという方達は、基本的に「自分自身のここぞという大事な決断のとき誰かにその決断を委ねてしまう性向」があるのかもしれません。

 

受験や進路って、「自分自身のここぞという大事な決断の場面」とも言えませんか。

 

それでは受験や進路で悩んでいる子達に、彼らは何とアドバイスするのでしょうか。

 

「君の進路なんだから自分でよく考えて決めなよ」という生徒へのアドバイスは、そっくりそのまま自分に返ってくる言葉になるはずだからです。

 

ところで、好きな漫画に「カイジ」というマンガがあります。ここまで書いてきて、なんか似たようなことが書いてあったなと読み返してみました。


「カイジ」は、知人の借金が原因で借金を背負うことになってしまい、その返済のためにギャンブル船に乗り込むというストーリーのマンガです。

「カイジ」第1巻のある場面と今回のフランチャイズ塾の話が妙にシンクロしている気がします。

★続き引用★
  「しかし考えてみれば こういうことが初めてじゃないことに気が付く
無論これほどの痛手ではないにしろ 今までも小さく悔いてきた
進学や就職 そういう人生の岐路で その判断を他人に委ねてきたことを思い出す・・・・
 これはオレの性癖なのだ・・・・・・ 苦しく難しい決断になると 投げちまって それを他人に預ける
自分で決めない そうやって流され流され生きてきた
 その弱さが この土壇場で出た・・・・・・
この結果は言うなら必然 これまでのオレの人生のツケ・・・・・・!
 救われない・・・・・・・・
 こんなバカ・・・・・・・・ 救われるわけない」★引用終わり★



フランチャイズの塾では、カイジも言うように、大事な局面で他人に委ねてしまうその弱さが、生徒を導く大事な局面で出てしまうのではないのか。なんとか、出ないようにしてあげてほしいと思います。

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