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先生「さてと、Kくんは、理系にいきたい?文系にいきたい?」
K「わかりません!」
先生「大学にいきたいという思いはあるけど、具体的には決まってないんだね。でも基本的にそういうスタンスの高校生は多いよ。なるべくはやく決めたほうがいいけどね。じゃあ、文系理系どちらを選ぶかわからないとしても、やらなければいけない科目は何かわかるかな?」
K「うーん…」
先生「答えは英語だよ。文理どちらの進路でも、英語はほとんどの大学で出題されるんだ」
K「英語かぁ…英語はちょっと苦手かな。英単語をだんだん覚えられなくなってきた気がする」
先生「そうか。先生にも覚えがあるなぁ。急に覚えられなくなるんだよね。まぁ脳の中身が大人になっていくからなんだけど・・・その話はまた今度。
どうやったら覚えられるか。まぁやり方は人それぞれだけど、誰でも簡単に覚えられる方法であれば、「百式英単語」って本をオススメするよ。」
K「百式英単語・・・?なんかきいたことないよ。」
先生「この本は、英語の見出し語が2023語入っていて、大学入試に向けて“よくででいる順”に並んでいるのだが、ここまでは他のどの単語帳を使ったって同じようになっている。『自分で覚えられます!』という子には不要だ。」
K「どういうこと?」
先生「この本は、1冊の半分ほどが、『覚え方』についての解説なんだ」
K「!そんなに覚え方の理屈ばかり読むのは苦手だよ!本読むの苦手だし」
先生「本が読めなきゃ大学いってもしょうがないじゃん・・・ってその話はとりあえずおいといて。この本でやるべき覚え方はたった一つ。『音読を九九のようにはやく読み、それを繰り返す』ということなんだ。」
K「音読っていっても結局覚えようとするといつまでやってたらいいかわからないよ。」
先生「ご心配なく、この本にかかれているのは、『1日20分の音読』しかも『覚えようとしてはいけない』だ」
K「覚えようとしてはいけないの?」
先生「そう。覚えようとするから逆に覚えられないんだ。昔、算数で九九やっただろう?九九はどうやって覚えた?」
K「それはもちろん唱えたよ。インイチガイチ、インニガニって」
先生「そう、その要領で、英語を聞いたらすぐに日本語訳を読む。それも九九のように早く読むことで、自然に身につくんだ。この『自然に』というところがポイントだ。ただひたすら読むのに集中する。覚えようとかいう雑念はいらない。楽に覚えようというのがこの本のコンセプトなんだ。」
K「なるほど、覚えようとしなくていい、楽に覚えられるっていうところは面白いかも。」
先生「そう、そしてある程度の語彙力がついたら、高校の文法を知らなくても読める英文がぐっと増える。長文読解で辞書を引く回数を減らしたいなら、一刻も早くある程度の単語力をつけた方がいいよ。まぁこの本では2023語なので、1週間に100語覚えたとしたら21週、ということは、大学入試に必要な語彙力を身につけるのに、半年もかからないんだ。」
K「半年かぁ。僕はてっきり3年間かかるんだと思っていました」
先生「そう思っている中3は多そうだね。けれども、英語ような語学は、なるべく早くケリをつけた方がいい。新しく習うことは、高2の3月までに完成できなかったら、その時点で捨て科目になってしまう・・・とある予備校の先生がいっていたよ。まさにその通りだと思うけど」
K「英語ははやめに勉強するっていっても、自分でどのようにすすめたらいいですか?というか進められるんですか?」
先生「もちろん。今は昔とちがって教材の時代だからね。暇があったら大きな本屋にいってみたほうがいい。丸善とか三省堂とかね。次は、英文法のオススメ教材の紹介をしようか」
つづく。
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