入塾・転塾の秋。個別指導塾に通わせるのは心配だなぁ。


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秋は塾を変えたり、新規入会の時期でもあります。

 

塾に入ろうと考えているのですけど、どこがいいでしょうかという相談を受けます。

 

そういうとき「ビジネスモデルとしてできた塾は辞めた方がいいよ」とアドバイスします。

 

例えば、個別指導塾では、1つの座席でどれだけの売り上げを効率よく出すか、というビジネスモデルです。

 

「成績を上げるにはどうすればいいか」という観点からできた形ではありません。

 

個別にみてもらっているのになんで成績が上がらないのか。それは当たり前なのです。

 

「効率良く儲けるシステムに、生徒がのっかている」だけだからです。

 

要するに、生徒の力次第というところが非常に大きい。

 

集団でも映像でも通信でも成績の上がるような「塾の形に左右されない」生徒でないとなかなか成績は上がらないのです。

 

個別塾指導塾で「講師力」が大事なのではなくて、「生徒力」が大事だったんです。このことは誰も言いませんね。

 

これが個別指導で長年塾長をやってみた感想です。

 

大学生の講師達が熱心にやってくれるような個別指導塾もあります。自分が勤めていたときの教室の中には、講師一丸となってうまくやれたときもありました(今、考えるとブラックバイトのようなサービス残業が多かった気もしますが)。しかし、それも一時的なものです。大学生講師達は卒業してしまいますからね。私も異動になってしまうことだってありましたし。

 

そう考えると、ビジネスモデル先行型の塾に通わせるのは、ちょっと心配だなと思います。私が親だったらそう思います。

 

とはいえ、子どもが「僕も塾に通いたい」と言い出せば、それをダメとも言えませんよね。ここが難しいところです。

 

通うこと自体は楽しいということはありますからね。個別指導は。勉強してるかどうかはわからないのですけれど・・・。

 

というわけで個別指導塾をどう120%使うかという視点に切り替えてみたいと思います。

 

これまで個別指導塾の塾長としてやってきた経験から、「あぁこういう風に個別指導塾を使えばいいのか」という点がいくつかありました。非常に結果が出た事例として紹介していきたいと思います。

 

続く