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今年はビリギャル的なものは高校受験では可能なのかの検証をしてみたいと思います。
ビリギャルのサヤカさんは、「11日間で中学英語をやり終えた」となっています。
ある程度英語を高校までやっている下地があっての11日間なんだと思いますけど、中学生だとかなりきつそうです。
うちの塾の中学生では、文法のテキスト30ページ文くらいを宿題にするだけでみんなヒーヒー言っています。公立中学の学年ビリではないような平均より上の子達でもです。
公立中学の下位の学力層ですと、いったい何日くらいかかるのでしょうか。テキストのレベルも初心者向けのものをかまなびでは採用しています。
学研の「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」です。このテキストだと、英文法のルールがわかりやすく書かれていて、英単語がまだ覚えられていない子でもできるように単語がヒントとして書かれています。これだったら、ビリギャルでも進めることができそうです。
ただ、これを解くだけでは、得点力がつくかというとヒントが多すぎるのでちょっと物足りません。
そこを埋めるためにかまなびでは、英作テストを実施しています。「ひとつひとつわかりやすく」の中から英作問題を作り、これらのテストを通じて使えるレベルまで引き上げるわけです。
このテストをやると、学校のテストで7~8割以上とるような子でもボロがでてきますね。ひとつひとつわかりやすくは、簡単なんですけど、完全英作までやれば奥が深い教材になります。この英作テストで合格点が出るまで反復させるようにかまなびでは指導しています。
この英作テストがビリギャルレベルの生徒ですと、かなり辛いみたいです。まず単語が書けないといけませんし、文型・冠詞などの英語の細かいルールも問われますから。
これらができるようになると、千葉県の文法問題の並べ替えや英作問題にも強くなります。特に英作問題では、受験生を毎年見ていますと細かい文法ルールでのミスがかなり多いんです。
文法問題だけやっているだけだと、細かいところの力があまりつきにくいようです。英作練習を多くしておくのは大事なんだなぁと日ごろ感じています。
そういえば「瞬間英作トレーニング」というのも流行っていますよね。アマゾンだとベストセラーみたいです。要するに、英作ができないと英語は使い物にならないということなんだろうと思います。
この英作テストをクリアしながら、「ひとつひとつわかりやすく」をどれぐらいの期間で終わらせることができるのか。ビリギャル的な話が実現可能かどうかは、まずここが第一関門になりそうです。
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