新しい教育スタイルをマニュアル化すると、その時点で古い教育スタイルになる時代


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仕事の帰り道、個別指導塾のチラシが置いてあったのでもらって読んでみました。

 

そうすると、うちのかまなびのように「通い放題」でした。

 

どういう風にやっているのかよく見てみると、パソコンを使った学習で通い放題ということでした。

 

これって「個別指導」なのでしょうか。映像授業ですよね。

 

しかし「映像授業」という言葉は使いません。極力避けます。

 

「個別指導」とうたった方が生徒を集めやすいのでしょう。

 

近所の塾でも個別指導ではなく少人数指導なのに「個別指導」とうたっています。

 

個別指導とはいったい何なのでしょうか。

 

「勉強している内容がみんなバラバラ」であれば「個別指導」といえば、どんな形態でも個別指導になってしまいます。かまなびだってそれならば「個別指導」になってしまいます。ほんとよくわからないですよね。塾屋ですらわからないのですから子どもや保護者の方達もわけがわからなくなりますよね。

 

 

個別指導の次に塾業界で流行りそうなフレーズが「自立学習」ですね。個別指導の塾が「自立学習」の大事さをうたい始めます。今回みかけたチラシでも「映像授業」を使いながら、先生が「個別に」フォローして、「自立学習」させるのが目標みたいです。

 

「映像」「個別」「自立」=低料金定額制が1つのラインになっていくのでしょうか。

 

そのチラシには「来るべきデジタル教科書時代の新しい教育スタイルをつくります。映像・パソコン管理システムで定額制という形があります。」と書かれています。

 

しかし、「新しい教育スタイル」をマニュアル化したとたんに古くなるのが現状ではないでしょうか。新しく買ったパソコンが、数年たつとすぐに古くなってしまうのと似ています。

 

一般的な内容の映像授業は「無料~1000円程度」になっています。お金を出してやるほどでもなくなっています。

 

また、個別の質問も、ネットで無料~低料金でできるサービスも出てきています。さらに進路情報もネットなどで得ることができます。

 

実は「新しい」と言っていても、もうすでに「古い」可能性すらあるのです。

 

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