前半の実力テスト・模擬試験に力を入れてみる


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前回のブログでは「努力すること自体を楽しめるか」というテーマでした。

 

とはいえ、「努力すること自体が楽しい」となれるようにするには、かなりの時間を要することでしょう。

 

ましてスマホなど手軽に楽しくて刺激的なものが生まれたときから周りに溢れている世代です。

 

そちらより、「努力する方が楽しい」ということをわかってもらうには、至難の業でしょう。でもこれをなんとかしたいと思っています。

 

 

 

そもそも塾に通うきっかけといったら「努力が苦痛」、だから勉強しない。成績は下がってきた。だから塾に通おう、通わせようとなるのではないですか。

 

そうすると塾の使命としては、「努力することが苦痛な子どもを」「努力することが楽しい」としていかなくてはなりません。

 

これまた難題です。

 

しかし、塾で長く働くようになって、ちょっとだけ気づいたことがあります。

 

それは、努力が報われた経験を何度かすると子どもが変わってくるということです。

 

最初から努力自体を楽しませるのはハードルがちょっと高すぎます。僕だって、塾屋での努力が報われない日々しかなければ、この仕事を長くは続けてはいなかったでしょう。ただ大人になって100の努力で1ぐらい報われたらラッキーぐらいには考えられるようになりました。

 

これが学生ですと、やっぱり何度か努力が報われるようなことがないと、長く努力は続けられないでしょう。

 

ですから、僕はできるだけ努力が報われるようにやれることはやろうと考えています。

 

例えば受験勉強。先日高校受験が終わったところでしたが、今度は2年生の番ですね。あと300日以上あります。300日以上ありますけど、この前半戦で報われるような体験をしておくと、後半戦で報われない日々が続いても気持ちを強く持てると思います。

 

まずは3月の学校で行われる実力テスト。塾だとほとんどその対策はしないと思います。成績には反映されませんから。自分が大手に勤めていたときも学校の実力テストの対策のことなど全く扱っていませんでしたね。

 

今年の受験勉強のスタートはまずここを目標にしてみました。この実力テストの出題範囲に合わせて宿題や演習を行ってきました。

 

昨日も、朝9時から3時間勉強して、午後は部活、そして帰ってきてまた塾に来て2時間ほど勉強をしていました。

 

みんながまだ勉強していない時期の方が努力が報われやすいということはあまり知られていません。定期テストだとみんなが勉強しますからね。実力テストは成績に反映しないことや、部活停止にならないことでマークが手薄になるここで努力して気持ち良い体験をしておく。今は結果がないと気持ちよくないかもしれませんけど、それが次第に努力自体を楽しめるようになる日が来る。そう思う今日この頃です。

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