学生の頃って人間関係で悩むことが多いようですね。その原因となるのがスマホでのやりとりだったりするようです。悩むぐらいならスマホなんか持たなければいいのにと思いますけど、それはそれで寂しく感じてしまうみたいで。
ところで「ひとりぼっち」のことを「ぼっち」と言うみたいですけど、現代では「ひとり」「おひとりさま」など「孤独」に関する言葉が悪い意味を含んでいるようです。
先日、文筆家の池田晶子さんの本を読んでいたら「孤独」についての記述がありました。
~引用~
さほどにまで人は、孤独を感じている、裏返せば、他人を必要としているということなので しょう。満員電車の中では言葉を交わせないぶん、誰でもいい、誰かと言葉を交わしたい、自分を認めてもらいたいということなのでしょう。 「常に誰かとつながっていたい」、しかし、そのような孤独とは、はたしてどのような孤独なのか、そのことを私は疑問に思うものです。 自分の孤独に耐えられないから、外に誰か他人を求めるとは、自分の孤独の空虚さ以外のものではないでしょう。
しかし、孤独とは、本来が空虚なものなのか、それが私には疑問なので、もしも孤独が空虚なものなら、そのようにして求め合う他人との関係が、どうして充実し たものであり得ましょうか。だって、その他人だって、同じように空虚な孤独の人なのだから。 空虚×空虚=空虚、当然ですよね。
~引用終わり~
あんまり本を読まなくなってますよね最近は。もしかすると、そのことで人間関係のうまい距離感がつかめなくなっているのかもしれないです。
僕もLINEを仕事の連絡手段としては使ってますけど、中高生のようにあれをプライベートで大勢の人と連絡をとる手段としては使いたくないです。いきなり連絡が入って、既読だの未読だのゆっくり本も読めやしません。
中高生はもっと孤独を楽しんだ方がいいですね。ついでにもっと勉強して下さい。
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