GWの塾業界は、どこも長い休みのシーズンですね。
7・8連休なんてことが多いようです。
割と落ち着く時期だからです。
定期テストもない時期ですけど、春休み明け~5月上旬って実はかなり大事な時期ではないでしょうか。
この時期をどう過ごすかで定期テストの結果が大きく変わってきますし、受験生では情報を集め目標を立てていく時期だからです。
かまなびで高校見学会や説明会をこの時期に毎週行ったり、GW期間中の平日や土曜を開校しているのは、そういう理由があります。休んでいる場合ではないと。
特にGWで長く休みにしてしまうと、宿題の管理がかなり大変になりませんかね。
もし1週間宿題をやらなかったとしたら、せっかくいい感じできたペースは簡単に崩れてしまいます。
個別指導塾の雇われ塾長だったときにも、GW中の宿題をどのように出すかで悩んでいました。
大学生の講師は、担当科目の宿題しか出しませんし、気を付けていないと普段と変わらない量の宿題しか出さない場合もあります。
GW明けてから中間テストまでの個別指導の授業が2回ぐらいなので、GW前に総合的なテストを実施して弱点をあぶりだし、それをGW中に補強する。そのようなイメージでいかないと、GW明けからでは間に合わない生徒が出てきてしまいます。
もちろん個別指導では受講科目しか宿題の指示を出さないことが多いので、受講していない科目を塾長がフォローしないといけません。これをしっかりやれているコンビニ塾ってあるんですかね。
かまなびでは普段から5科目の状況をみながらやっているので、その延長でいけますけど、個別指導塾のときは5科目の状況を把握して計画立てたりってほとんどできてませんでした。
本当は生徒のことを考えたらGWこそ勉強させるように講座など作った方がいいと思うんですよ。普段受講していない科目とかを、一気に勉強してしまう。そんなことはどこもやっていないようですけど、授業中心の塾ならそうした方がいいはずなんですけどね。
実は、塾の先生達も疲れがたまっているので休みたい時期なんですよ。
でも、長い休みとるなら、春休みとか冬休みにとればいいと思うんです。
「冬休みって受験直前じゃん」って思う人もいるかもしれませんが、受験生で冬休みに「塾行かないと勉強できない」「何を勉強したらいいかわからない」となっていたら、もう授業を受けても受けなくても結果は変わらないはずです。
いくら授業が売れる時期だからって身を粉にして働く時期ではないのです。
その冬の蓄積疲労がたまったまま春期講習でしょう。塾の先生達は冬と春でかなり消耗させられています。GWで長期休暇とらないと体がもたないのです。
塾業界のGW休みは、そのような事情があるんです。
これも授業中心の弊害だと思います。
冬→春の講習などなくしてしまえば、もっと仕事の質が上がるんじゃないですか。実際に、かまなびは、講習などないですけど、全く問題ありませんよ。
自分の働いていた個別指導塾が10年経っても、中身が空っぽのままだったのは、そういうところにも理由があるような気がします。
これから、もう10年同じことやっていくのでしょうけれど。いよいよ賞味期限が切れそうですね。
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