教室には90㎝の水槽が展示してあります。
5/4にリニューアルしました。
教室の水槽が目指すところは「水景の長期維持」です。
一昔前までは、器具も少なかったり、情報も少なかったので、お祭りで掬った(救った?)金魚などは金魚鉢、エアポンプだけつけておくのが当たり前?だった気がします。
また、そのような水槽に水草を入れても、枯れてしまったり、あるいはガラス面がコケにおおわれてしまうことが多かった…
水草を生き生きと生長させ、美しさを保つためには、「水槽の中で生態系を成立させなければいけない」と、ADA(アクアデザインアマノ)創業者の故、天野尚氏(2015年没)に教わりました。
生態系とは生産者、消費者、分解者の関係のことをいいます。地球上ではこの関係がしっかり保たれているので、生産者→消費者→分解者→生産者といった物質の循環が出来上がっています。水槽の中では生産者である水草、消費者である魚、分解者である微生物の関係です。この三者のバランスがとれていれば、極端な話水を入れ替えなくても水がきれいに保たれる仕組みです。
ネイチャーアクアリウムは水槽の中にこの関係を作り、生き物本来の生きる力を引き出して維持するアクアリウムです。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、子どもたちが生態系や環境に興味をもつきっかけになればよいですね
水槽データ
水槽 90㎝
ろ過器 底面ろ過
底床 プラチナソイル パウダー
照明 グランドソーラーⅠ メタルハライドランプ 蛍光灯 7時間
水温 25℃
二酸化炭素 添加
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