高知県の田舎に東京から移住したブロガー「イケダハヤト」さんの新書を紹介します。
特に塾屋として興味深かった点を引用したいと思います。
「生きる力」を育む地方の未来型教育法
移住してから頻繁に質問されるのが「とはいえ、田舎は教育環境が悪いじゃないですか。 そこらへんはどうするんですか?」という質問。
いいですねー 時代遅れなその感じ! 未来は明るいのですよ!
今はもう、ネットを使えばどこでも教育を受けられる時代です。
例を挙げだすとキリがありませんが、リクルートの「受験サプリ」ではカリスマ講師の授業が月額980円でスマホから視聴できます。無料会員は累計100万人を突破しているようです。これに限らず、インターネットでいつでもどこでも高いレベルの教育を受けられる」 サービスは、すさまじいスピードで拡充しています。 ここ数年話題の「スカイプ英会話(ビデオチャットを使った格安英会話塾)」もそのひとつでしょうね。高知の限界集落からだって、ネイティブスピーカーに英会話を学べるのです。
「ネットで勉強なんてできるの?」という声も聞こえてきそうですが、そりゃもう、ぜんぜんできますよ。 かくいうぼく自身も、塾には一切通わず、ネットだけで早稲田大学政治経済学部に現役合格しています。受験をしたのは10年以上前の話ですよ。当時だって、ネットがあれば私大のトップ校に入れたのです。うちの娘が大学を受験する時代には、世の中はもっと進んでますって。 娘が将来「ハーバード大学に行きたい」と言い出したとしても、高知の山奥からハーバ ド大学へ進学させる自信があります。まあ、当然ですよね。
教育環境を理由に移住を渋っている人がいたら、それはかなり勘違いしていると思った方がいいでしょう。受験勉強なんてどうとでもなります。まだお受験で消耗してるの?
そもそも、受験なんてちっぽけな話は気にするべきではありません。
もっとも大切なのは、 こどもが「生きる力」を身につけることです。「生きるる力を育む」という観点では、 地方は最高のフィールドになります。
著者のイケダハヤトさんは、娘さんにモノを作って売ったりなどを小学生のうちから経験させたいと言っていましたね。これからの時代は「小商いの時代」だとも言っています。
高度経済成長期のレールがすでに崩れた状態では、会社勤め前提に子育てをしてしまうと「うつ秒一直線」なんだというわけです(受験うつ、就活うつ、入社してうつ)。
僕ら塾屋も今一度、お受験至上主義の考えを見直してみる必要がありそうです。
(ここから再び引用)
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