最近、生徒たちの学習をみていてあることに気が付きました。
同じ学習、同じ内容をやっているのに定着度の差がかなり開いてしまうということです。
例えば、ある科目のある単元を2人の生徒が学習したとします。初めて習うので、同じように説明して演習をしてもらいます。
ある生徒は2時間も勉強すればテスト範囲を全て終えることができますが、ある生徒は全て終えるのに5時間もかかってしまいます。
そのうえ確認テストなどしてみると、2時間で終えた生徒は高得点なんですけど、5時間かかった生徒はあまり点数が良くない。
この差はいったい何なのでしょうか。
同じ内容なので勉強の「質や量」は同じはずです。ところが学習後の結果で大きな差が開いてしまう。
おそらくこれは以前書いたブログの「あたりまえの差」なんでしょう。
あたりまえがないから理解できないので定着率が低くなってしまう。
ということは「あたりまえ」が少ない生徒は、やってもやっても差は開いていくことになります。悲しいですけど。
では「あたりまえ」が少ない生徒について、どうやって「あたりまえ」を増やし、学力の差を縮め、あわよくば逆転を狙えばいいのか。
「あたりまえ」がある生徒は、どこの塾でも困りません。目標のテストの傾向と対策に基づいて演習を積んでいけばいいからです。
ところが「あたりまえ」が少ない生徒の場合、「あたりまえ」がある生徒との差は開くばかりですから大問題です。
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