沈む日本では、各自が才覚を発揮して生き延びるしかない


スポンサーリンク

先日、新宿で行われた高橋源一郎×内田樹対談を聴いてきました。

 

大学での奨学金の支給率の高さ、授業料の延滞願いの多さなど、日本の困窮化が進んでいること。

 

どの業界も経営陣が自分の定年までなんとかなればいいと考えていて、40代50代の仕事のできる人たちが苦労していること(どの業界も馬鹿じゃないと出世できないこと)。

 

などなど今日本のおかれている状況は、かなりよろしくないようです。

 

さてこれをふまえてどうするのかなんですけど、これといった解決法はなく、この沈みかけた船で、各自が才覚を発揮して生き延びていくしかありません。というお話でした。

 

僕ら塾屋は、既存の安定しているだろうとレールに子どもたちを乗せているわけですけれど、そのレールの先がどうなっているのかというのは全くわからないんですね。例えば、難関大学を出てなんとか大手企業に勤めるようになったところで、会社の不祥事で株価暴落、海外企業に買収、リストラされてしまうことだってあるのです。大地震だってまたいつかは起こるのです。同じような日々がいつまで続くかは全くわからないのです。

 

ですから、そのレールの先は崖になっているのかもしれないという心構えは常に必要になります。そしてこの葛藤はイノーベーションを起こす可能性があることも、高橋×内田両先生はおっしゃっていました。

 

子ども達には既存のレールに乗りつつも、途中で別のレールに乗り換えたり、別のレールを自ら作っていくような、オルタナティブを自ら探して進んでいってほしいと願う今日この頃なのでした。

 

スポンサーリンク