ただの自習室じゃないよ(2)大手コンビニ系個別指導塾で生まれた「かまなび式」


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前回は教材とかまなびについて書きました。

 

今回もその続きです。

 

ただの自習室だと、椅子と机が置いてあるだけですね。有料自習室だとロッカーとかも貸してくれるみたいですけど。

 

塾の自習室だと、わからないところの質問対応ですかね。これはどこでもやっているでしょう。

 

塾の自習室は無料で使え、有料で自習型のかまなびはどこが違うのか。

 

僕が大手のコンビニ系個別指導塾で働いていたときは、空いている席は自習で自由に使っていいということになっていました。また、新しくできたコンビニ塾では、自習室を作ったりもしていました。

 

普段は週1回・2回の授業を買い、その特典でいつでも自習できるということになっているコンビニ塾が多いと思います。集団塾でも、授業を受講している生徒であれば、空いている教室や、自習室を自由に使えるはずです。

 

 

このような自習は、あくまで生徒が自主的にやっているだけなんですね。ほとんどのケースで管理はしてくれません。宿題を出されたり、学習のペースを決めたり、全科目のフォローをしてくれるわけではありません。せいぜいめんどうみてくれるのは受講科目ぐらいでしょう。

 

めんどうみてくれるところもあると思いますよ。でもそれって「過剰サービス」と言われていましたよ。少なくとも僕が働いていた大手コンビニ系個別指導塾はそうでした。僕がやっていたときも、上司にみつからないように、どうやって「過剰サービス」するかに頭を使っていました。

 

もし自習の生徒に勉強を教えているようなことになってしまったら、お金出して授業買っている生徒との区別がつかなくなってしまいますからね。その頃から、自分で学習して得点力をつけられるような教材の開発に努めていたんです。

 

つまり、僕がこのかまなび式でやろうと考えていたことって、コンビニ系個別指導塾で隠れながらやっていたことの延長なんですね。「授業を受けなくても効果が出る教材」探したり、作ったりは、まさにこの頃の影の労働の産物だったわけです。

 

話が長くなってしまったので、続きは次回へ。

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