低コストの映像授業はどの程度定期テストで出ていたかを検証してみたいと思います。
最近の中学2年生の数学でいってみましょうか。数学って塾通っている中学生のほとんどが受けているじゃないですか。
映像授業でほとんど定期テストの出題をカバーできているなら、わざわざ塾に出向いて授業を受ける必要もなくなってきますよね。
題材としては、連立方程式の文章題がいいと思います。
文章問題のパターンはやっているかやっていないかで差が付きますからね。
映像授業を低価格で受けることができる「スタディサプリ」「Try it」「19ch」で比較してみます。
(1)代金に関する文章題
次のような出題です。
これはいずれの映像授業でもカバーできていました。このレベルであれば、どの映像でもカバーできています。
(2)割合に関する文章題
割合に関する文章題ではちょっと差が出ます。次のような出題です。
【食塩水の問題】は、「スタディサプリ」「19ch」どちらもカバーしていますが、「Try it」ではカバーされていませんでした。
【割合の増減】の問題は、どの映像授業でもカバーされていました。こちらの方が典型題として扱われているようです。実際にかまなびに通っている、ほとんどの中学で出題されていたのはこちらでした。
(3)連立方程式の利用問題
次のような問題です。ほとんどの中学で出題されています。
このタイプの問題はかなり出されますけど、「Try it」ではカバーされていませんでした。「スタディサプリ」「19ch」どちらもカバーしています。
(3)「速さ」に関する文章題
これもよく出ます。例えば次のような出題です。
これはいずれの映像授業でもカバーされていました。典型題ですからね。
しかし、これが次のようにちょっと難しくなるとどうでしょう。
この鉄橋の問題をカバーできているのは、「スタディサプリ」「19ch」でした。「Try it」はまたしてもカバーしていません。
★スタディサプリの鉄橋の問題★
★19ch「はいちの楽しくなる数学」より★
まとめ
こうしてみると定期テストの連立方程式文章問題で出題されるものを、かなりの率でカバーしてくれるのは、「スタディサプリ」「19ch」です。
「19ch」は、今年から対応教材が出ました。『はいちの楽しくなる数学』です。より一層使いやすくなりました。
「Try it」はCMの宣伝で勢いありますけど、中身はそれほどたいしたものではないという、以前の記事にも書いたような結果になりましたね。
Try Itはせいぜい50点狙いの映像授業、それ以上狙うなら「19ch」か「スタディサプリ」で決まりだな。
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●定期テストのカバー率も上々
●理社の復習は受験対策にも使えそう
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