英単語集って、やたらと情報を詰め込んでいるじゃないですか。何が大事なのかわかりづらいものも多いです。
この点、この英単語集は基本の555語に絞っています。
掲載されている語数が少ないので、1ページに載せられている語数は1語~2・3語なので読みやすくなっています。重要単語では1語につき2ページくらい扱っています。
単語集は情報量が少ない方がいいと思います。それよりもその語が使われるイメージの方が重要でしょう。
重要単語は、1ページ以上でじっくりと取り組みます。
どう使い分けるんだろうと疑問が出そうなところもまとめられています。
ところで、言葉が使えるということは、「分けること」だと言われています。
あれは「りんご」、あれは「イチゴ」と使い分けることができないと言葉が使える(わかった)とは言えないのです。
初期の英語学習では、動詞と前置詞の使い分けができるかが重要になるのではないでしょうか。
日本語でも「作る」「造る」「創る」と「つくる」でもたくさんあります。これを使い分けることが日本語ならできますけど、英語だとちょっと難しく感じてしまう。
それは日本語と英語を1対1対応で覚えようとしているからです。でもその「分け方」は言語によって異なりますから、英語の「分け方」は日本語とは別に学ばないといけません。そのニーズに応えてくれるものが、中学英単語では今まであまりないように思いました。そんなとき、今回紹介した『中学英単語α』に出会えました。どこかのタイミングでかまなび生にも使いたいと思いますね。
この本では例文が過去形だったりするので、そのタイミングとしては中2の夏以降でしょうか。
ちなみに発音の記号は載っていないので(音声ダウンロードあり)、本当の初期段階では読めないかもしれないので、ある程度単語を覚えたタイミングでの復習用がいいと思います。
不満なところは、テストがもっと豊富だったら良かったです(全部で2回)。これを塾で使う場合には、単語テストを準備したいですね。今後の仕事としたいと思っています。
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どうも (日曜日, 07 10月 2018 15:42)
写真で見る限り、発音記号が全て載っているのではないでしょうか?