最近ブログ更新が定期的にできていないのは、ちょっと分析業務や編集業務に時間をとられているからです。
今年は、数学や理科の千葉県入試を予想していこうかなと企んでいます。
あまり出題予想している塾屋の人いないじゃないですか。外れたら格好悪いとかそういうところなんでしょうけど、僕はあまりそういうこと気にしないんで。
まぁ全範囲勉強させればいいんですけど、直前は全てやることは難しいので、ある程度予想してホームランを狙うのもありかなと。
というわけで、このブログで調べてわかったことなどまとめて書いていこうと思っています。
まずは理科から。
30年分くらいの千葉の公立入試を分析して今年出そうなところをピックアップしてみます。
ひとまず物理の分野から予想してみたいと思います。
物理分野の30年くらいみてみた印象は2つ。
(1)定期的に出る分野と
(2)ポツンと急に出される分野があるということです。
(1)定期的に出される分野は、最近出ていないんだけど、そろそろ出そうな単元です。
(2)のポツンと出されるところは、過去にあまり出ていないんだけど、教科書ではしっかりと扱われている単元です。
【3年物理 運動とエネルギー 2017出題予想】
◎振り子の問題
運動とエネルギーの分野です。平成4年に出されましたが、その後出ていませんけど、教科書P57(大日本図書)でも扱われていますから要注意だと思います。(2)のポツン出題で狙いたいと思います。運動とエネルギーでは本命です。
〇台車が斜面を下る問題
これはコンスタントに出されているジャンルです。30年で何度か出ていますけど、平成24年前期以来出されていないので、そろそろまた出そうです。
とてもよく聞かれるのは、斜面の角度を変えたときの斜面に沿う分力についてです。作図もそうですし、言葉でも説明できるようにしておきたいです。もちろん記録タイマーの処理も出ますから、速さの計算などはすぐにできるようにしておきましょう。
▲仕事の計算、仕事率
これも(1)コンスタント系ですね。前期の小問や融合問題としてチョロチョロと聞かれていますが、最近はあまりメインで聞かれていません。
このパターンは、平成27年後期の大問7で起きています。これまで力のつりあいや合力の作図などは、メインで聞かれることはなかったのですが、メインで聞かれました。定期的に聞かれるんだけど、そんなにメインになっていないところは要注意かなと。
そうすると、千葉の入試をみてみると、仕事の計算や仕事率ってサブで聞かれることが多いんですね。だからそろそろメインでドカンときそうだなと思いました。気を付けておいて下さい。
【2年物理 電流とその利用 2017出題予想】
このジャンルは、オームの法則と磁界が鉄板です。ただ去年がっつり出ているということもあるので、今年はポツン出題を狙ってみようと思います。
◎直流と交流(発光ダイオード)
〇静電気
平成27年後期にクルックス管の問題が出ました。教科書では扱われているけど、これまであまり出ていないところが狙い目かなと思います。そうすると、交流・直流(発光ダイオード)、静電気あたりが怪しいかなと。静電気のところはストローの実験が重要実験の1つとして教科書では扱われています。ちょっと後期入試向きかもしれませんけど要注意です。
▲モーター(磁界の利用)
平成5年に、U字型磁石と銅線の典型問題(フレミングの左手の法則)のサブ問題で、「電流が磁界から受ける力を利用したものはどれか」という選択問題がありました。そこで「モーター」を選ばせる問題があっただけなんですけど、教科書ではしっかり扱われているのでポツンと出される可能性はあるんじゃないかなと思いました。
【中学1年物理 身近な物理現象 2017出題予想】
1年生の物理範囲は、定期的に順番に出されるような傾向がありますね。だから最近出ていないけど、過去に何度も出ているところが怪しくなってきます。
◎光がガラスを通る問題(光の屈折)
今年は光が怪しいと思っています。とくに屈折は難しくて受験生は嫌いなジャンルですし、平成8年→平成18年と出てからしばらく出ていません。しかも教科書の重要実験の1つになっていますから、もうそろそろ出そうです。
ガラスだけでなくて、水面に出たり入ったりするときの屈折などもできるように準備しおきましょう。
〇鏡を使った実験(光の反射)
これは定番です。前回平成25年前期で出ています。3年間出ていませんし、合わせ鏡など2枚の鏡を使ったものは教科書でもページ数がたくさん取られていますから要注意です。
と物理の範囲を予想してみました。出なかった!という苦情は受け付けておりませんので、各自の判断で学習の参考にしてみて下さい。
ところで、このような予想はしてますけど、かまなびの生徒には、千葉県の過去問は30年分をなるべく全てやってもらうようにしてますし、上位校狙う場合にはさらに全国入試問題もやってもらっています。全部勉強できる人は、こんな予想をあてにはしないでしっかり悔いのないように取り組んでください。という元も子もない話でした。
今後も時間が許す限り予想は続けていきます。
旺文社の全国入試問題正解を全部やりきれない人は、今回挙げた範囲を探して解いてみてはいかがでしょうか。
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