こちらのブログでも新シリーズの連載をスタートしていきます。
公立小学校から公立中進学の時期に合わせた内容のブログを書いていこうと思います。
『下剋上受験』を最近読んだのですけど、この本を読むと「家で塾のようなことをすれば塾に通うことができなくても勉強ができるようになる」ということがよくわかるんです。
受験を通して著者の娘さんは私立中に進学することになります。その娘さんはあとがきで「塾に通えるなら通った方がいい」というようなことを言っています。
家でやるのは大変だったということでの発言なのでしょう。
しかし、塾に通わなかったということで、本人も親御さんも「主体的に」取り組めたということは言えるのではないでしょうか。
親塾として自宅で勉強した子と、有名進学塾で勉強してきた子が、結果的に同じ中学に通うことになったとしましょう。
ここでの大きな違いは、自分達で試行錯誤して得られた結果だったどうかという点です。
僕は、たとえ失敗しても塾の力を借りずに試行錯誤した過程にこそ意義があるのではないかと考えます。
将来の学びから考えると、塾に通って学ぶのってほんと例外でしょう。
以前、有名大の大学生達と塾の仕事をしたことがありますけど、「何をやればいいですか?」みたいなことを聞いてくる大学生もいました。
そういうときは「君はどうやって勉強してきたの?」と問うと、黙ってしまう。有名塾や予備校に通って入学できたのでしょうけど、あまりにも学びや仕事に対して受動的になってしまっているんですね。
ところで、中学になると、塾に通い出す子が増えていきます。
そうすると成績の良い子達の中には「塾に通うようになって変わった」という人も出てきます。
しかし、本当は「塾に通わなくてもできる」子達もいるのです。
だったらそれでいいのではないか。
大手の塾に勤めていたときに、塾に通ってもうまくいかなかった子達をたくさん見てきました。
だから塾に通ったところでという気持ちも強くもっています。
公立中学に進み、塾に通わなくても高校受験を無事に終えることができた。
塾に依存せずに高校受験を無事に終えることができた。
これらのようなストーリーがあってもいいのではないかと考えて、このラインでブログを書いていこうと思います。
せっかくかまなびでやっている取組は、塾に通わず自宅でも実現できることなので。
過去の記事を掘り返しもしつつ進めていこうと思っています。
下校後、塾なし受験
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