国語の読解ができない
という子が多いです。
この悩みを持っている場合がかなりあるのですけど、国語を専門でやられている塾というのはかなり少ないです。
対して、数学中心にやっている塾はかなり多いですね。
英語も人気です。英会話教室も多いですし、英会話教室が進学塾になってしまったような塾もあります。英語に関しては、みなさんの意識が高いようです。
塾だと、国語はおまけみたいなものなんです。
ところが実際は前述のように「国語が苦手」「読解ができない」という子も多いですよ。
それもそのはず
ほとんど本を読まない。
かまなびに来る生徒には、いつも聞いていますけど、本を読まない子が多いですね。
動画大好き。そういう子が多くなってきています。
それじゃあ国語だって苦手でも仕方ないですよね。
国語の定期テストは暗記テスト
ただ国語が苦手といっても、定期テストの国語はそんなに難しくなりません。
既に読んだことのある文章でテストが行われますし、指定された範囲の漢字が20点分くらい出されるからです。
つまり、定期テストの国語は「暗記テスト」になっていますから、国語が嫌いでも苦手でも点は取れることが多い。
だから、中学生の勉強では、国語よりも他の科目に時間をかけようとなります。
このことは、裏を返せば
中学生になると国語の時間が取れない
ということでもあります。
だから、国語を本格的に進めることができませんし、ましてや読書することも少なくなってきます。
国語に時間がかけられるケースだと、中学校の学力上位層でしょうか。他の科目にそれほど時間を取らなくても大丈夫であれば、国語に時間を回すことができます。模擬試験で偏差値60以上取れるような子達です。
それ以下の子ども達の場合、読書がよっぽど好きであればいいのですが、そうでなければ国語に時間を回せないのでできるようになるのはかなり難しい気がしています。
もちろん入試問題でいくらかでも点数を多く取らせるためのトレーニングはできます。しかし、それは対処療法にしかすぎませんから、国語ができない影響がどこかで出てくる可能性は常にあるのです。
「英語だけ重視」になっている現状
英語を使えるようにと躍起になっている人たちは多いのですけど、英語だって言語なんですから、国語ができない影響が出てきますよ。思考は国語でしますから。
国語ができるから英語ができるということはあると思います。
中学生くらいの英語だったら国語力にほとんど関係ありませんけど、英語の文章の内容がハイレベルになってくれば国語力が左右してくるはずです。
「英語得意、国語嫌い」は危険
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