★出題形式と配点割合★
番号 | ジャンル | 配点 |
Ⅰ | 単語 | 10% |
Ⅱ | 長文読解総合 | 35% |
Ⅲ | 文法総合(4択、誤文訂正など) | 25% |
Ⅳ | 整序(文法) | 10% |
Ⅴ | 広告などの読解 | 10% |
Ⅵ | 対話文の読解(表や図もあり) | 10% |
Ⅰ単語
28年度からクロスワード式から、適語補充4択式に変更。選択肢の単語を知っているか。また問題文を正確に訳すことができるかが問われる。
後期入試では、長文の中に出てくる単語の意味を選択肢から選ぶ。5つの単語に対して5~8の選択肢から選ぶので、わかるところから選んでいけばいいので前期入試より難易度は低くなる。
Ⅱ長文読解総合
約35%と配点の高いⅡの長文でどれだけ稼げるかが合格のカギ。
英文量は多くないので、丁寧に読んでも読み切れる分量。しかも問題の前半は部分読みで解くことができる。
したがって、丁寧に精読できるかがポイント。文章自体も複雑な構造ではなく、基本文法と単語力があれば読める。読めない、訳せない場合は十分な単語力が付いていないので、単語力を上げることが先決か。
文法問題も一緒に出題されるものの、下線部と同用法のものを選択させたり、前置詞、代名詞に関わる出題も多い。
問題後半は、文章全体について問われるので検証にやや時間がかかるものもある。
日習レベルの単語力をつけるには
Ⅱの文章が訳せない場合には単語力をつけないといけないので、難度の高い単語が載っている単語帳をセレクトしましょう。書店で調べて、網羅率が良かったのはこの単語帳です。
Ⅲ文法問題総合
中学校で習う基本文法から、高校初級程度のものまで出題される。文法問題だけではなく単語やその語法も問われる。
「いろいろなところから出題されること」「4択・誤文訂正形式」なので、何を問われているか気が付けない場合もある。
基本的なものは確実にとって、それ以外は、あまり時間をかけずに選択するのがベスト。全く手が出ないのに時間をかけても正答率は上がらない。ここは早く解き終えて、長文読解に時間を回すべきだろう。
なお、後期入試では、誤文訂正がなくなって、書き換え問題となるので多少解きやすくなる。
時制、名詞、代名詞、冠詞、前置詞などを一度まとめておく
高校受験用の参考書だと日習に出てくるような英文法の説明が載っていないので、大学受験用の参考書がオススメです。分厚いですけど説明が詳しく載っていて、暗記にできるだけ頼らない覚え方を紹介してくれる次の1冊が調度よいと思います。
この教材で、時制、冠詞・名詞、代名詞、前置詞を一気にチェックしておくと選択肢を絞る力がついてくるはずですよ。
文法問題対策なら高校初級レベルの問題集を
高校入試対策の英文法問題集だと、レベル的に足らないので、高校初級レベルの問題がたくさん載っている大学入試用を選ぶのがオススメ。
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中学レベルから高校初級レベルまで幅広く文法問題の練習ができます。
この問題集を覚えるほどやり込めば日大習志野高校の英文法問題は問題なく対処できるレベルになるはずです。
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Ⅳ整序
文型の理解、基本文法や熟語などを複合的に絡めて出題。5問中3問以上は取りたい。解き方としては、わかるところから文のカタマリを作っていく。
全く手が出ない場合には、文型や文法のところが弱いので、整序を中心に英作をやりまくりたい。どこの過去問でも整序問題はあるので、他校のものも併せて演習量を増やそう。
Ⅴ広告文などの読解
問題文、広告文がきちんと訳せるか。そのため、ここでも単語力が問われる。なお、Ⅱの長文よりは読みやすくなっている。
ただし、ここでは、数字が出てくるので、足し算や引き算が必要になる場面もある(ひっかけ問題注意)。
Ⅵ対話文の読解
読んでいて状況がわかりづらい部分もある会話文をベースにした読解。
問題に絡む空所付近を精読すれば、得点できる問題もあるので短時間で得点できるものも。
まとめ
配点の高めのⅡの長文読解で、どれくらい得点できるかがカギ。
ベースは単語力。文法問題のⅢやⅣでも語法や熟語についての知識も問われるので、単語を知らないと手も足も出ない。しかも単語はマイナーなものも注釈なしで出てくるので、入試レベルに合った単語集をセレクトしよう。過去問演習後には、Ⅱの長文は和訳するなどして文章の構造を理解し読み込み、再度解きなおすと力がつくだろう。
不定詞の用法など基本的な文法問題も出てくるもののごく少数だから、一般的な文法問題より、高校生用の時制、前置詞、代名詞などについての説明の載っている参考書で、それらを使い分けられるよう整理しておきたい。
★公立高校入試との併願のしやすさ★
要求される単語のレベルも高く、英文法も高校初級までカバーしないといけないので、公立高校を第一志望にしている場合には負担が大きくなりそう。特に英語が苦手な場合には敬遠したい。
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