かまなびの小倉です。今日は塾業界のお話から。
インターネットとスマホが進化して塾業界も状況が変わってきています。
一昔前だったら、大手塾や長くやっている塾に通った方が有利でした。
入試情報、教材などでそういう老舗の塾に圧倒的なアドバンテージがあったからです。
ですが今はどうでしょう。
入試情報はネット検索すればだいたいのものはすぐに手に入ってしまう。
最近、他県や、千葉県でも塾のある鎌ケ谷市以外からの問い合わせをよくもらいます(設立当初は、折り込みチラシを自作して、自転車に乗って近所のポストに入れて、近所の子ども達だけだった頃が懐かしい・・・)。
ですから、他の地区の入試制度や入試問題を調べたりするんですけど、これがほんと30分くらいでできてしまう。
入試制度はネットで調べれば、誰かがまとめてますからすぐにわかります。
東京新聞のHPでは、首都圏の入試問題だったら15年分くらいみることができます。
メルカリなどのオークションでは塾専売の教材が中古で出回ってます。教科書準拠の塾用教材だって簡単に手に入る。
塾に通わなければ情報戦で不利になることなどもうほんと過去の話ですね。
今は情報はいくらでも手に入りますから、次はそれらをどう吟味するか。
吟味できない塾屋はもういらなくなりますよ。
とくにトップレベルの授業を提供するのでなければ映像授業に負けてしまいますから塾講師も必要なくなってしまう。映像や教材を使っている生徒のフォローする人たちがいれば足りてしまう。こういうのを大学生に大手塾はやらせるんでしょう。
CM見ると、トライなんかはそういう感じになってますよね。ぱっと見、教室の雰囲気はかまなびっぽくなってきた感じもしました。生徒が座るブースなどは敷居などなくフラットな状態で、タブレットなど置いてあって映像授業など見ていて、大学生がウロウロするみたいな。
僕なんかは話すの苦手ですからレベルの高い授業なんてできません。ましてや大学生の方が生徒受けもいいですから、大手のコンビニ塾がガチでトライみたいなことやり始めたら僕みたいな塾屋は一掃されてしまいます。
そういう危機意識持っている塾屋の人もだんだん増えてきているのかな。
では、僕みたいな塾屋が生き残る道はないのか。
個人でたくさんある情報を整理して発信すること。もうこれしかないと思いますよ。
塾業界の場合、組織で働くメリットなんて、前述のようにネットが進んで意味をなさなくなってます。しかも組織に属していると個人的な見解やまとめを発信しづらいですから。
情報を整理して発信する、その発信元・責任所在をはっきりとした形で示していく。これが本当に支持を得られます。「私たちが作りました」という野菜に安心感を感じるのと同じような感じでしょうか。
前置きが長くなりました。2018年の千葉県公立高校入試 前期選抜理科の予想を「学校をやめる学校」でしました。かまなびは、たくさんある情報をまとめて整理して未来を予測していきます。読んでくれた受験生が1点でも多く取れることを願って書きました。
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