独学スタイル確立の重要性


こんにちは、かまなびの小倉です。先日、かまなびの卒業生のR君が遊びに来ました。

 

R君は、かまなび第一号の生徒です。そのとき彼は中3でした。イスも机も教室にほとんどなかった時期に通っていたかまなび一期生の一人です。設立当時の高校受験生が、もう大学受験だったというのですから、月日が経つのはあっという間です。

 

R君は、大学受験の報告で来てくれました。

 

しかも第一志望の早稲田大学に合格したというのです。MARCH系の大学も合格したということで合計13個も受かり、母校の合格実績に貢献したのだそうです。

 

それは優秀な高校だったのだろうと、同じ学校の他の子達はどうだった?と尋ねたところ

 

「受験校全滅して浪人になったり、希望の大学の合格は出なかった子達がほとんだった」と。

 

ということは高校が優秀だったというより、R君のやり方が良かったのかもしれません。

 

 

 

R君は、「学校の友達はみんな予備校に通っていたけど、自分は最後まで通わなかった」と言います。

 

 

高2になってR君がかまなびに来た時に「予備校に通った方がいいのか?」という質問をされたことがあります。

 

そのときに僕は「かまなびのときのように自分の勉強をした方がいいよ。本屋で使える参考書や問題集がたくさんあるんだから」とアドバイスしました。

 

 

 

話を聞いていると、予備校組は「あの先生がいい」など話していたそうですから予備校情報に振り回されていたということもあるかもしれません。先生のLIVE授業を追いかけて、首都圏の予備校を回ったりすることもあるみたいです。予備校通いだけで勉強した気になっていたということもあります。

 

 

R君はそういう予備校情報には振り回されずに、自分の勉強を確立していきました。

 

 

使った教材は書店で選んだ市販教材と大学の過去問です。たったそれだけ。予備校通いの友人達は「早慶対策」みたいな表紙の「いかにも受かりそうな」予備校教材を持っていましたが結果はついてこなかったようです。

 

 

センター試験の過去問もやりこみ、第一志望の早稲田の過去問は17年分やったと言っていました。マーチクラスの過去問もほとんどやったようです(もっとも過去問をやれる状況にない人が過去問を回しても効果は薄いので「過去問だけやれば受かる」という意味ではありませんよ)。

 

 

 

このように市販の教材をやり込んだり、過去問に時間を割くことができたのは、予備校などに拘束されることがなかったからでしょう。予備校通いの通塾時間もありません。自習席の取り合いのような無駄な労力も使うこともないのです。

 

自分の勉強にだけ時間を割くことができるのが、予備校に通わないメリットです。

 

 

高校受験でも、かまなびでは授業がないんですけど、目標達成に全く支障がなくやれています。それぞれが自分の学習を進めるだけで何ら問題がないという。

 

自分で進められる教材を用意して、学習のベースを作り、過去問を解いて解説を理解できるレベルまで引き上げる。

 

塾では、学習時間を増やすことを伝えたり、問題の出題分析して直前の学習法を考えたり、学習の補助教材を作ったり。そういった自分だけでは気づきにくいところに気が付いてサポートしてあげるだけでいい。独学補助とでもいいましょうか。

 

かまなびでの高校受験を通して、独学スタイルを確立できるようにしてほしいとR君の話を聞いて思いました。

大学受験になったときには、独学の補助がなくても自分でできるように。

 

 

いい話を聞けたということでR君には回らないお寿司を奢ってきました。ともあれ、合格おめでとう!

まとめ

●予備校に通ったから合格するのではない

●自分の学習時間をつくり、自分のやり方(独学法)を確立することが大事

●塾のポジションは独学の補助機関くらいがちょうどいい

●高校受験から独学スタイルを作れるのがかまなび

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