本日もブラックな塾業界の体験談を共有する「塾民地支配祭り」の時間がやってまいりました。
今回ご紹介するのはスーパーやファミレスなどにひっそり置かれているアレにまつわる貴重な体験談です。
それはスーパーではサッカー台に置いてあります。
こういう感じで、
アッタ━(゚∀゚)━!!
家庭教師紹介会社の小冊子が置かれています。一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
そこには成績が上がりそうなことがたくさん書かれています。
会社名は違うのですけど、とにかく宣伝方法が同じなんですよね。
【特徴】
●見出しが手書きで書かれている
●イケメンや女子大生の顔写真が載っている
●親しみやすさを猛アピールしている
●「勉強嫌い」でも大丈夫とアピール
●記載されている「指導料」が安い
イケメン先生と女子大生たちが並ぶ
どうやってあんなにチラシを置けるのかと思ったら、求人が出ていました。
あぁこうやって拡散しているわけですね。どうりでやたらと置いてあるなと。
今回はそのような凄く魅力的な家庭教師を試した「もも」さんの体験談です。
ピンポーン
2分程度プリントを解いた
後日、講師の手配をお願いした。
数日後
これで契約成立。ところが後になってよくよく契約書をみてみると驚きの事実が!!
小さな文字で
●家庭教師が見つからなくてもシステム料がかかります。
●途中解約で、テキストを少しでも使ってしまった場合、テキスト料(約四十万円)だけは払い続けること。
え?見えない?
拡大してみます。
↓
●家庭教師が見つからなくてもシステム料がかかります。
●途中解約で、テキストを少しでも使ってしまった場合、テキスト料(約四十万円)だけは払い続けること。
そんなことあいつ一言も言っていなかったじゃねーか!!
これに気が付いたももさんは「クーリングオフ」制度を使って申込の撤回を行いました。
なんとかギリギリセーフだったのです。
そんなみみさんは、その後、他の家庭教師を試したりを経て、子どもに合う塾を見つけます。
ここで塾選びのポイントを教えてもらいました。
●保護者の口コミが一番
●学校行事にはたくさん参加して、お母さん同士の雑談から、情報を得る
●どんなにいい塾でも子どもに合わない場合もあるから、体験学習をして相性をみる
ちなみに小倉もずいぶん前に家庭教師のアルバイトをしたことがあります。
そのとき教えたご家庭は、やはり「高額教材」を買わされていました。
家庭教師の研修では「決して教材の悪口を言わないこと」ってなっていましたね。
自分はほとんどその教材を使わずに指導しました。だって使えないんだもん。
おそらくですよ。
昔からそのような手法で家庭教師契約を結ばせる商法はたくさんあって、その会社の悪評が立ってきたらまた別の会社を立ち上げる。そうやって次から次へと会社名を変えていけば悪い評判が立っても気にしなくていい。全国規模で生徒募集していれば生徒同士がつながっているということはあまりないからです。
しかも塾に通っていても成績が良くならないケースはいくらでもあります。だから、こういった魅力的な家庭教師の冊子は必ず誰かにヒットする。
そして契約を結んだら、途中で辞めてもいいように高額教材を買わせる契約を結ばせる。あとでトラブっても泣き寝入りしてしまう家庭もあるでしょう。まぁ教材は残るし、40万くらいならまぁいいかと。絶妙な金額設定ですね。
このように、どれだけ大学生の家庭教師が下手なことやらかしてもうまく儲かるようになっているわけですね。家庭教師の冊子づくりとその設置に力を入れる理由がわかりました。
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