模擬面接をやってみました(入試直前そっくりもしにて)


スポンサーリンク

先日、入試直前そっくり模試を開催しました。その際に、学校設定検査の模擬練習も実施しました。

 

気になったのが面接組です。グループ面接をしたのですが、多くの人が同じ内容のことを言っていました。

 

まだ1か月前ということで準備不足なのかもしれませんが、準備していないと発言がこうも被ってしまうのかと痛感しました。

 

例えば「最近の気になるニュースとその理由」という質問では、ほぼ全員が「能登半島地震」をあげていました。選択した理由も一般的な理由ばかりでした。「将来の夢」という質問でも「まだ決めていません。高校に入ってから決めようと思っています」という返答がほとんどでした。

 

県立入試の面接の場合、質問される項目は2・3個ぐらいです。グループ面接なので1つの質問の返答にさらに追い質問がされることもないでしょう。

 

その少ない質問のうちの1つの貴重な質問で、一般的な誰でも言うような返答をしてしまうのはもったいないです。

 

「どの」質問でも、受検者自身の高校生活への意欲が伝わるような返答をするべきです。

 

受検者が面接で忘れがちなのは、自分を売り込むことなんですね。

 

入学したい人はたくさんいるんです。あなたの代わりは他にいるわけです。

 

ですから、「この生徒にぜひ来てほしい」と高校側に思わせないといけないわけです。その売り込むチャンスの1つが面接になるわけです。特に合格ラインギリギリの受験になりそうな人はなおさら1点でも多く得点をとらなければいけませんよね。

 

では「どの」質問でも自分を売り込むためにはどうしたらよいでしょうか。

 

それは「(高校生活を含む)将来への展望」を今の時点で面接返答用に決めておくのです。

 

その際にヒントになるのが将来の社会はどうなっているかを想定していくのです。

 

例えば、自然環境が悪化して大規模な自然災害が起こり安全に暮らしづらくなると想定します。

そのような社会にならないように、環境問題に取り組む活動をしていきたいと考える。環境問題は世界の国々と協力していかないといけない。そうすると外国の言語や文化、歴史を理系科目と併せて勉強していかないといけない。そのために大学に進学する必要があり、その学習環境が整っている高校に進もうと探したところ貴校にたどり着いたというストーリーをたてます。

 

こういう将来社会を想定した逆算したストーリーが立てられれば、あとはどの質問でもこのストーリーに流していきます。

 

前述のニュースで能登半島地震を取り上げたとしても、それをピックアップした理由のところで差が付きます。

 

例えば「こういう突然の災害は、日本の場合、地震だけではありません。台風や豪雨などの被害の規模が気候変動により大きくなってきています。私は将来、これ以上自然災害の被害を大きくならないように環境問題に携わる仕事をしたいと考えています。そのために~」という感じで将来の展望を伝えていきます。このような話の展開をすることで、自分独自の返答になります。多くの一般的な受験生は「地震が起きて普段何気なく使っている水や電気のありがたみを知りました」というような誰でも言えそうな内容の返答になりますからとはかなり差が付きます。

 

受験まで1か月切っていますが、勉強の合間に面接のストーリーを練ってみてライバルと差をつけていきましょう。


最新受験ガイドできました!


【2023千葉県公立高校入試得点情報】



スポンサーリンク
スポンサーリンク