受験生のみなさん、アンケートへのご参加ありがとうございました!
アンケート結果 137人参加
国 47.9 |
数 47.0 |
英 47.6 |
理 60.7 |
社 54.5 |
5科 257.7 |
|
昨年より 簡単 |
17% | 45% | 69% | 27% | 37% | 43% |
昨年並み | 23% | 34% | 22% | 33% | 50% | 38% |
昨年より 難しい |
61% | 21% | 9% | 40% | 13% | 19% |
※数字は平均点
国語の予想平均点
それでは、アンケートの結果を基にして、過去の平均点などと比べて2024年の平均点を予想していきます。
まずは、国語から。
国語に関しては、「昨年より難しい」と答えた受験生がかなり多いという状況が発生しました。
このような現象は昨年2023年も同じようなことが起きていていました。
2022年の国語の平均点47.7点だったのですが、昨年2023年のアンケートでも多くの受験生が「昨年よりも難しい」と答えていました。
その結果どうなったかというと、千葉県教育委員会から発表されている得点分布をみてもらうとわかるんですけど、60点以上の分布にほとんど変化がなかったんですね。
その結果、2023年の国語の平均点はほとんど変わらずに終わり47.9点でした。
そして、今年も2023年47.9点から「昨年より難しい」という答えた受験生が多数なのですから、2024年の国語の平均点はほとんど動かないのではないかと考えました。
ということで国語の予想平均点は48点とみます。
数学の予想平均点
数学はアンケートでは「昨年より易しい」と答えた割合が高めでした。
これをもう少し詳しく受験校のレベルでみてみると、Vもぎ偏差値60以上の高校を受験するような数学が得意な受験生たちは「昨年より易しい」と答えています。
一方で、数学があまり得意ではないような受験生達を含む割合の高いVもぎ偏差値50台くらいの高校の受験生たちは、「昨年よりも難しい」と答える割合が高くなっています。
これらの結果をみると、数学の得意不得意が二極化しやすいテストだったのではと推理することができます。
このような二極化現象はこれまで英語でよく起きていました。英語の場合、苦手な人と得意な人とで学習量に差がつきやすいので結果的に得点も二極化になりやすいです。特に英語で平均点が高くなるようなときでも、苦手とするゾーンの子達はどうしても出てきてしまうのです。英語の場合、勉強の仕方が確立されていないので、苦手な受験生は苦手なまま入試に突入しやすいからなんだと思います。
そうすると参考になりそうなのが2014年の後期選抜の英語の得点分布です。高得点者も多いですが、得点が伸びない子達もいるような得点分布です。こういう得点分布になるときは平均点が55点ぐらいになる傾向があります。
というわけで、数学の予想平均点は55点です。
英語の予想平均点
英語は「昨年より易しい」と答えた受験生の割合がかなり高いです。
受験校別にみても英語ができるゾーンの受験生を多く含むVもぎ偏差値55以上の高校を受験した生徒達に限ってみると、さらに「昨年より易しい」と感じた受験生の割合は高くなります。
となると、かなり高得点者の割合が高くなるのではないかと推理します。
参考にしたいのが2018年前期選抜の英語の得点分布です。高得点者の割合がかなり高くなっています。そのときの平均点が59.7点ですから、そこにかなり近づくのではないかとみています。
よって英語の平均点は60点と予想します。
理科の予想平均点
理科は若干「昨年より難しくなった」という受験生が多い状況です。
注目したいのは、千葉県の最難関の高校を受験するような1科目約90点5教科430点以上取りたいような受験生たちの「昨年より易しい」と感じた割合です。
理系科目を得意とする受験生たちを多く含んでいるゾーンなのですが、他の学力層の受験生たちより「昨年より易しい」と感じていないのです。
このことから昨年(約60点)より難しくなっているのに加えて、満点をとるような高得点者はあまり多くないのではと推理できます。
そこで参考になりそうな得点分布は2022年本検査の理科の得点分布です。高得点者は多すぎず少なすぎずという得点分布です。このときの平均点が52.7点でした。
よって理科の平均点は53点と予想します。
社会の予想平均点
社会は昨年並みと答えた受験生の割合が多い状態です。
どのゾーンの受験校でも同じような傾向がありましたから、昨年の平均点54.5点から大きな変化はないと考えます。
ということで社会は54点と予想します。
5教科の予想平均点
以上の5教科の予想平均点を全て足すと5教科270点になります。
これをベースに考えると、比較的近い平均点になりそうなのが2022年の得点です。このときは約267点という平均点でした。
ということで2022年の目標点目安表を参考資料としてあげておきます。あくまで目標点になります。合格最低点ではありません。
また2022年と2024年の倍率は違いますので、その点も合格最低点が変化してきます(倍率が高いと合格最低点は高くなる)。2024年の倍率との違いも考慮してみるようにしてください。
実際の2022年の得点開示請求アンケート調査の得点も一緒にあげておきます。参考にしてみてください。
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