こんにちは。かまなびの小倉です。今日は勉強法について書いてみます。
塾をやっていると「勉強法を教えてほしい」とよく言われます。
今日はこのニーズの高い話をしていこうと思います。
結論から言うと、「学校で勉強のできる子のやり方を真似る」といいです。
では勉強ができる子はどうやって勉強しているか。
私は「歯磨きのように勉強している」のが勉強できる子達だとみています。
歯磨きなので、
食後に必ず磨くように、やる時間が決まっていて後回しにしていない
やれやれ言われずに自らやっている
これをまずは真似してください。
勘違いされているのが、
勉強できる子達が「やる気になってやっている」と思われていることです。
私からみると、そんなことはなくて、歯磨きのように淡々とやっているように感じてます。
「やるぞー!」となって歯磨きする人いないじゃないですか。
勉強するときにはやる気がみなぎってくるものなのだと、
塾業界の集客フレーズに思い込まされている面がありますね。
「やる気スイッチ」とか「やればできる」とかは勉強できない人が使う逃げ台詞に過ぎないんです。
合格ハチマキもつける必要ありません。だってハチマキつけて歯磨きする人なんていないでしょう。
「勉強」を「歯磨き」に置き換えてみてみましょう。そうしたときに違和感があるものは全て勉強できない人のやり方になりますから、それは真似をしないのが得策になります。
勉強できない子どもやその保護者さんは、次のような発言をよく言います。しかし、これらを歯磨きに置き換えてみるとおかしな発言だと言うことがよくわかります。
塾じゃないと勉強できない
>>塾じゃないと歯磨きできないのまずいですね
友達と一緒に勉強する
>>友達と一緒に歯磨きするんですか
夏休みに部活が終わったら勉強する
>>部活が終わらないと歯磨きしないのですか
目標が見つかれば勉強するんじゃないか
>>目標ないと歯磨きしないんですか
今回は成績がよい子たちの勉強の方法を紹介しています。徹底的に真似てほしいので、まずは「毎日やっている歯磨きのように」勉強してください(もしかすると勉強できない子の場合、歯磨きもしたりしなかったりの可能性が高いのかもしれませんが)。
この勉強法って誰でも取り入れられますよね。
これが取り入れられないのであれば、厳しい言い方ですけど、勉強面での才能はあまり期待できない可能性があります。
もっと他の勉強法があるんじゃないかとネットで検索しても結局のところ、「歯磨きのように」勉強できない限り、ほとんど効果のない勉強法になります。ネットサーフィンをひとまずやめて、歯磨きのように勉強するにはどうすればいいのかを考えてみるようにしてください。
では歯磨きのように勉強するにはどうすればいいのでしょうか。
これは当たり前ですけど、生活リズムの見直すことです。
歯磨きのようにできないのは「仕組みがない」からです。
毎日のルーティーンに勉強が入っていないのです。
生活のどの部分を見直せばいいか、これは人によって様々なんですけど、おそらく歯磨きのように勉強できない人たちに共通なのは、「勉強が後回しになってること」なんじゃないでしょうか。
仕組み化されていないので、どうしても勉強の取り掛かりが遅くなる。
↓
寝るのが遅くなる。
↓
睡眠不足になる。
↓
学校の授業でも眠くなる。
↓
帰宅してからも眠くなる。結局勉強やらずに終わってしまう、または夜遅くに勉強することになる。
夜遅くに通う塾でしか勉強しなくなっているんはずです。
生活を見直してこのような悪いサイクルから抜け出しましょう。
そもそも私は進学先がどこになるかが重要だとはあまり思っていません。
「歯磨きのように勉強できるような経験を受験期に積むこと」が何より大切です。
そのことが彼らの将来につながってくると確信しているからです。
越えなければならない壁が、将来彼らの前に次々と現れるでしょう。
そんなときに、勉強を歯磨きのようにやった経験が必ず役に立ちます。
受験のテクニックや解法なんかはすぐに忘れてしまうのでしょうけれど、生活を見直して歯磨きレベルで何かをやり遂げた経験は生涯ずっと通用するからです。
かまなびでも、勉強することを日常レベルに落とし込むにはどうすればいいかを考えて毎年学習システムをアップデートし続けています。
学習塾通いで気をつけなければいけないのは、勉強を非日常化させてしまうことです。
季節講習、テスト前の特訓、正月特訓などなどそれらは全て「勉強の非日常化」させるものです。かまなびでは、そういったものを全てやらないという信念で10年やってきました。
非日常化で短期的な結果が出たとしてもそれはあまり価値がないのです。
そうではなくて、勉強を歯磨きレベルの日常レベルに落とし込み、彼らが自ら将来継続して勉強し続けることの方が重要になります。
残念ながら、このことはどこの塾でも教えてくれないこと、教えてはいけないこと、そもそも気がついていない塾の人が多いのではないでしょうか。ですから、かまなびでは声を大にして言いたいと思って今回勉強法について書いてみました。
さて、勉強できる人たちの勉強法は、学力レベルに関係なく誰でも取り入れられるものだとわかってくれたでしょうか。
さぁここからはあなた次第です。
この受験期を通じて、一生使える術を身につけて次のステージに進むか、このまま惰性で受験期を終えて次以降のステージでも苦労し続けるか。
あなたはどちらを選びますか。
コメントをお書きください