受検生アンケートご協力ありがとうございました。ここから平均点を少しずつ予測していこうと思います。
業界の見解まとめ
受験生アンケート結果
国 50.4 |
数 51.9 |
英 56.4 |
理 59.1 |
社 57.5 |
5科 275.3 |
|
昨年より 難しい |
30% | 37% | 80% | 26% | 59% | 72% |
昨年並み | 46% | 40% | 17% | 42% | 26% | 21% |
昨年より 簡単 |
24% | 24% | 4% | 32% | 15% | 7% |
約330人参加
※数字は昨年平均点
英語予想平均点48点
前年より約8点減少
塾業界・受験生ともにほぼ難化で一致しているのが英語です。ここは争いがないと思います。
英文法問題が一気に難しくなり、長文での単語も注釈がなく難しくなっています。特に英語が苦手なゾーンの子達は得点を稼ぐ問題が少なかったように思えます。
ではどれくらいの平均点になるのでしょうか。
過去14年くらいの平均点の推移をみると英語で平均点が最も低かったのは2023年の本検査47.6点です。
この時のアンケートも今年と同じような状況でした。
【2023年受験者アンケート 英語】
昨年より難しい79%
昨年並み17%
昨年より簡単4%
なのでこの47.6点にかなり近づくのではないでしょうか。
具体的には次のような2022年から2023年の英語の得点分布の変化のような動きになりそうです。

平均点が48点だったときの2011年の後期選抜も同じような得点分布になります。

今回の英語の出題を見れば、英語を苦手としている受験生には得点が取りづらい出題になっていたので、50点以下になった受験生のボリュームは同じように上がってきそうです。
ということで、2025年の英語の平均点予測は48点です。
社会予想平均点53点
前年より約4点減少
続いて、昨年より難しいと感じた受験生の割合が多かった社会を検証していきます。
社会については、過去の受験生アンケートと平均点の動きにあまり相関関係がないことがありました。
例えば2023年のアンケートでは「昨年並み」の意見が多かったのですが平均点が2点ほど下がったこともあります。

また今年のように「昨年よりも難しい」の割合が多かった2018年のアンケートでは53.8点からほとんど平均点が変わらない52.9点だったこともあります。
過去10年の社会の平均点をみても52点以下になったことがなく、難しいと多くの受験生が感じてもやや主観的な要素も入りやすいところがあるのかもしれません。
また、講評でも書きましたが、他の県のマーク式ではもっと社会が難しくなっている県もあるので、本気で難しくしてきている作りとまでは言えないです。どちらかというと、解答しやすいように誘導しているところも多くあやふやな知識のままでも正解できるように作られています。そうすると県の教育委員会が50〜55点で作成したと言っていることもありますから、それを下回ることはないだろうとみます。


以上から、社会の予想平均点は53点とします。
国語予想平均点55点
前年より約5点上昇
国語は昨年の受験生アンケートで難しいと感じているのにも関わらず平均点がアップしました。
千葉県に関わらず、マーク式導入で平均点が上昇しやすいのが国語になります。マーク式の比率が上がってくると、難しくしにくい科目なのかもしれません。

しかも今年の受験生アンケートは、昨年よりも「昨年並み」「昨年より簡単」という易化よりの動きになっています。昨年の2.5点以上のアップの可能性があります。実際に今年の国語の問題をみると、国語が得意ではない生徒も解答しやすい問題が増えています。

数学予想平均点50点
昨年より約2点減少
数学は、アンケート結果が若干割れているので受験校の難易度別に次のように4つ分けてアンケートを細かくみて昨年のアンケートと比べてみました。
最難関(県千葉、東葛飾、県立船橋)
難関(千葉東、市立千葉、佐倉、薬園台など)
中堅(幕張総合、八千代、鎌ケ谷、成田国際など)
その他
2024年は中堅以上の高校で「昨年より簡単になった」と答えた割合が高く、47.9点から「4点アップ」の51.9点になりました。

2025年は、「昨年より簡単」と答えたのが難関〜最難関校ではそれなりに多いのですが、中堅以下の高校では「昨年より難しくなった」という意見が増えてきます。
講評でも述べましたが、昨年より大問1の難易度が上がっているので大問1で稼ぐつもりの中堅以下の高校の受験生には難しく感じたのかもしれません。難関〜最難関の受験生でも「昨年より難しくなった」と答えた割合は2024年よりも増えていますから、平均点は下がる可能性の方が高そうです。

何点下がるかなんですが、前年度が同じくらいの平均点だったのが2023年です。2022年の平均点が51.5点で、2023年のアンケートでは「昨年より難しい」の割合は70%以上でした。そして実際の平均点は4.5点下がって47点になっています。

ただ今年はそこまで「昨年より難しい」の割合が高くないので、ダウンする幅は小さくなりそうです。ということで2点くらい下がった50点にくらいになるんじゃないでしょうか。

理科予想平均点61点
昨年より約2点上昇
2024年は「昨年より難しい」がやや優勢で1.6点ダウンの59.1点でした。

2025年は「昨年並み」がやや優勢です。ただ、数学同様に高校のレベル別に分けてみてみると、難関高以上の受験生は「昨年より簡単」に感じているようです。今年の理科は高得点者の割合が増えそうです。

近年で高得点者の割合が高かったのが2023年の理科です。理科の得点分布をみると、高得点者の割合が高かったことがグラフからもよくわかります。2025年もこういう感じになるのではないでしょうか。そうすると、2023年の平均点(60.7点)にかなり近づくのではないでしょうか。よって理科の予想平均点は61点です。

5教科予想平均268点
以上を考慮すると、理系科目はプライマイゼロ。文系科目で難しくなった英語の影響が出て昨年より全体で−7点ぐらい下がって268点くらいになるんじゃないかと予想します。
これに最近の入試で近かったのが2022年の平均266.7点です。ですので参考資料として、2022年の合格点目安表を貼っておきます。もっとも合格最低点ではありませんので、届いてないと落ち込む必要はありません。数字は2022年のときの倍率です。今年の倍率と比べて低ければ合格最低点に影響してくるという感じで眺めてみてください。


2025得点開示請求による得点アンケートを今年も3月5日から行います!
参考資料:千葉県公立高校入試 平均点推移

参考資料:最新4年間の目標点目安

※黄色のところがその年の平均点
※赤字の高校は昨年定員割れだったので参考資料程度になります
2025得点開示請求による得点アンケートを今年も3月5日から行います!
2024得点情報




2023得点情報

※内申は半分に圧縮されて計算されています。



予告!得点調査アンケートを3/5から開始します!


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